「医者いらず」とまでいわれる大根おろしの万能食品の成分やレシピはコレ!
大根おろしの効能は、例えばせきたんを鎮める・消化をよくする・二日酔いにきくなどあらゆるうれしい作用があります。ではなぜ大根おろしは万能なのでしょうか?ここではその理由となる成分の解説やおいしい大根おろしの食べ方などを紹介します。
大根おろしの効能の理由は?
大根なら何でも良い訳ではなく、大根おろしにするからこそあらゆる効能が生まれます。なので生の大根をそのままかじったとしても大根おろしと全く同じ効能を得るのは難しいでしょう。
というのも、すりおろすことで「イソチオシアナート」という辛み成分がつくり出されるからです。この辛み成分こそ効能を生み出しているのです。
辛味成分「イソチオシアナート」の効能
抗酸化作用があり血流もアップするので代謝がよくなります。他にも、免疫力アップ・がん細胞を抑制する・殺菌や消化を高めるなどの働きをもっています。
例えば風邪をひいてせきやたんが止まらない時、二日酔いでツライ時、消化不良やおなかの具合が良くない時などに大根おろしは役に立ってくれます。
こ
の辛み成分はすりおろしてから7~8分に辛さのピークを迎えその後減っていくので、食べるならピークを迎える前がベスト。大根おろしを料理に使う時は、食べる直前に下ろしてプラスすると栄養価が保たれます。
さらに栄養価を高めるためのコツ
大根おろしを作る時、皮が硬いとむいてしまいますができるなら皮をそのまま残しましょう。
もし剥く場合にはできるだけ薄く剥きます。というのも、うれしい働きをしてくれる成分は皮の近くにあるので、できるだけその部分を残したいからです。
大根おろしを使ったレシピ
だし巻卵にトッピング
居酒屋などでもあるメニューで、だし巻卵を焼いて大根おろしをトッピングするだけのとても簡単なものです。
だし巻卵は溶き卵にだし汁もしくは顆粒だしを入れて混ぜ、焼けばできあがりのお手軽なもの。ごはんの一品を増やしたい時にもおつまみに何か欲しい時にも便利。
みぞれあえ
まずきゅうりを輪切りにして塩をかけ軽くもんで水分が出てきたらしぼります。なめこを軽く湯通しして用意しておきます。それから大根おろしは食べる15分前くらいにすりおろして用意しましょう。大根おろしは先にめんつゆと酢を使って味付けをしておきます。
最後にこの3つをボウルや大きめの丼でまぜ、器に盛りつけたらできあがり。針柚子があれば少し添えると一層素敵に仕上がります。
大根おろしの効能を使った民間療法
歯茎のはれを抑える
歯茎のはれや出血があるときは、大根おろしをしぼったしぼり汁を歯茎にぬります。はれている所や腫れが気になるところへ直接ぬると、大根おろしがもつ消炎作用の働きで次第におさまってきます。
やけどの手当てに
料理などをしていて、うっかり軽いやけどをしてしまった時は、まず流水でよくその部分を冷やします。そして患部の大きさにあわせて大根おろしを用意し湿布にして直接はります。
湿布の作り方は、大根おろしと小麦粉をまぜて耳たぶくらいの固さに練り、ガーゼに薄めにのばして出来上がりです。湿布の上から包帯をしてとめておき、大根おろしが乾燥したらまた新しいものに交換します。
これを1~2日ほど行うと、軽いやけどであれば大根おろしの消炎作用で次第に回復していくでしょう。
にきびの回復を助ける
コットンに大根おろしを含ませ、ニキビが気になる部分にあてて10分程度おいておきます。すると大根おろしの殺菌作用の働きでニキビ菌が減り、肌の回復を助けてくれます。