DASHダイエットの効果は早い?遅い?より確実に結果を出すためには?
もっとも効果の高い食事療法と言われるDASHダイエット。たくさん食べても、食べる内容を気をつけるだけでみるみる痩せると言われています。とくに日頃からジャンクフードや砂糖の入った飲食物を摂取している人には効果があります。食事制限なく、辛くないので上手く行えば長期的に実践できるダイエット法です。
DASHダイエットの効果は早い?遅い?
DASHダイエットはアメリカの国立心肺血液研究所が推奨している食事療法で、果物、野菜などを十分に摂取するほか、全粒穀物や低脂肪食品、 ナッツ、豆類さらに鶏肉、魚、赤身肉などをたくさん食べるというものです。
研究所によると、このような食事によって高血圧の予防、改善が期待できることがわかったそうです。
この食事法を実践した多くの人が高血圧の改善だけでなく、体重を無理なく減らすことができたためにダイエット法としても知られるようになりました。
食べてもよい食材や栄養を考えても、健康的に痩せることができそうですが、ダイエット効果が出るのには長い時間がかかる印象があります。実際にはどうなのでしょうか?
DASHダイエットは最低28日かかる!
DASHダイエットは基本的に28日をワンセットとして行います。そのため28日である程度の結果がでるはずです。
もともとの肥満度にもよりますが、一般的に2キロから3キロの減少があるのが普通です。そのため、短期間で体重を減らしたい、という人には不向きかもしれません。
しかし、空腹感なく体重を減らすことができるので、運動や仕事をしながらダイエットをしたい人にはとても向いている方法といえます。
月に3キロ以上の減少は要注意!
DASHダイエットを28日間実践して、体重が3キロ以上、もしくは元の体重の5%以上減っている場合には注意が必要です。
とても高い効果に喜んで、よりダイエットにやる気が出るかもしれませんが、一月以内に急激に体重が減ってしまうと、体が飢餓モードと呼ばれる痩せにくい状態に入ってしまい、同じカロリーの食事で体重が増えてしまったり、停滞期が長くなるなどダイエットにとって好ましくないことが起こる可能性が高くなります。
このため、体重が減りすぎている場合には摂取カロリーの目安を少し上げるようにしましょう。目安としては、月2キロ程度の減少がベストです。
体重が思うように減らない場合
一方で、思うように体重が減らない、という人は食事内容を少し変えた方が良いかもしれません。設定カロリーは変えず、食べるメニューに豆や魚を多くして、タンパク質の摂取量増やすこと、穀類の摂取を少なめにしてみましょう。
また、血圧が高い人では塩分を少し控えめにするか、カリウムの豊富な果物を1日200g程度摂取することを心がけてみましょう。
体重が減らないからといって、設定カロリーを減らすと、ますます体重コントロールが難しくなる可能性があるので、最初の3ヶ月ほどは設定したカロリーを変えないことも大切です。
成功のポイントはやや多めのカロリー設定
また、設定カロリーは「やや多い」と感じるところから始めるのも成功のポイントです。最初からあまりに低いカロリーだと、食べるメニューに制限が大きくなり、続けるのが苦痛になったり、カロリーを気にしすぎてバランスを欠いた食事になる可能性があるからです。
DASHダイエットはカロリー制限よりも、むしろ日頃の食事内容の栄養を改善させること、砂糖やお菓子など悪習慣をやめることで長期的なダイエットを可能にします。確実な結果を望むのなら、カロリーの数字よりも栄養価や栄養バランスを気にする感覚を養いましょう。