赤ちゃんポストとは?インターネット上にも赤ちゃんポストがあるみたい?!

赤ちゃんポストとは?インターネット上にも赤ちゃんポストがあるみたい?!

赤ちゃんポストとは赤ちゃんを妊娠、出産したものの、なんらかの理由で育てることが出来ない女性、もしくは夫婦や家族が赤ちゃんを匿名で預けることのできる施設のことです。熊本市西区の慈恵病院が設置したことで話題になりましたが、最近ではインターネット上にも赤ちゃんポストが出来たことで再び注目を集めました。

赤ちゃんポストとは?

赤ちゃんポストとは?

赤ちゃんポストは、何らかの原因で、親が赤ちゃんを育てられない場合に、匿名で赤ちゃんを預かってくれるポストのことで、熊本市西区の慈恵病院が設置している「こうのとりのゆりかご」のことです。

未婚での望まない妊娠や思いがけない妊娠の他、結婚していても夫の反対や生活に困窮しているなどの理由があります。

赤ちゃんポストは2007年に設置されていますが、相談件数は年々増加しており、2015年度は5466件にも及びました(実際に保護された赤ちゃんは9年間で125人)。これは2014年度の4036件に比べて30%も増加していることになります。

このような増加の背景には、赤ちゃんポストの認知度が高まったこともありますが、やはり、妊娠してしまったことで悩む人が増えていると考えられています。

相談者が増える原因は避妊にある?

しかし一方で、赤ちゃんポスト等の仕組みは、軽はずみな妊娠を増加させると指摘する人もいます。困っている人を助ける社会になるのは良いことですが、それによって、行動に甘えが生じてしまうこともあるからです。

妊娠は男女の行為によって起こるもので、妊娠を望まない時には、積極的に避妊をすることが不可欠です。基本的に日本での避妊は男性に依存していることが大きいことも問題です。

生理が始まったら性教育は必須

生理が始まったら性教育は必須

相談の中には若年での出産の相談も少なくありません。

好奇心や出来心の性行為や、レイプなどの性暴力などの性行為のあとで妊娠の可能性に怯える人も少なくありませんが、性行為のあとでもアフターピルなどの服用で妊娠を防ぐ方法もあります。

最近は、低学年のうちから男女のお付き合いが始まることも少なくありません。そのような地域では、特に注意して性教育の徹底と万が一の時の対処法を親が責任を持って教えることも大切です。

妊娠をきっかけに結婚、本当に大丈夫?

妊娠をきっかけに結婚、本当に大丈夫?

若年層だけでなく、成人した女性であっても、最近は妊娠が結婚のきっかけになることも少なくないため、結婚を考えてる相手との性行為で避妊をおろそかにする女性も増えているようです。

しかし、そのような無責任な考えや不用意な妊娠が、不幸な赤ちゃんを増やすことにつながるのです。

結果的に結婚すれば良いと考えるのではなく、やはり無責任な行動はしないこと、けじめをつけられない男性との交際をしないことなど、自分の身は自分でしっかりを守りましょう。

インターネットにも登場した赤ちゃんポスト

インターネットでなんでもできる時代になりましたが、赤ちゃんポストまで登場したことが話題になっています。この「赤ちゃんポスト」は特別養子縁組を目的としたサイトです。

このサイトについて、恵病院サイドは、公式ホームページ上で「慈恵病院/こうのとりのゆりかご/SOS赤ちゃんとお母さんの妊娠相談」などの関連組織や施設とは無関係であることを明言しています。

インターネット上の「赤ちゃんポスト」はNPO法人「全国おやこ福祉支援センター」によって管理、運営されていますが、新生児の赤ちゃんを出産した女性にお金を支払うなどの金銭の授受が発生していることから注目を集め、一部では倫理観のなさを非難する人もいます。

しかし現在まで違法行為は認められておらず、また各分野の専門家が所属しているようなので、このようなサイトを利用して、生まれてしまった赤ちゃんを託すことも選択できます。

生まれてきた命を育てられない場合には、慈恵病院が設置している「こうのとりのゆりかご」やインターネット上の「赤ちゃんポスト」など、しかるべきところに預けることで、その命を守ることができます。

すでに妊娠、出産してしまった場合にはよく考えて、赤ちゃんのため、自分のために最良の選択をしてあげましょう。

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