どうやって使い分けするの?温湿布と冷湿布の正しい使い方とは?
身体が痛いけど湿布の種類、どうやって選んだらいいのかわからないですよね。温湿布と冷湿布と温めるものと冷やすものがありますが、果たしてどのようにして選んだらいいのでしょうか?一緒にチェックして正しく湿布を使っていきましょう!
湿布はどのようにして選んでいますか?
湿布は冷たいものがいい! といって冷湿布ばかり使っている人も多いようですね。でもせっかく温湿布もあるのですから、用途に合わせて使ってみませんか?
温湿布と冷湿布の使い分けはどうしたらいいの?
温湿布と冷湿布の成分の違いって何?
<温湿布>
温と付くだけあって温かくなるのがこの温湿布。これは唐辛子の主成分であるカプサイシンによるものなんだそうです。
このカプサイシンによって毛細血管が拡張し、血流を増やすことによって皮膚の温度を2℃程度上げるのだそうです。
<冷湿布>
貼ったときの冷たさは、メンソールが配合されているからなんだそうですよ。
その痛みは急性ですか?それとも慢性的なものですか?
<温湿布を使おう!>
肩こりや腰痛でも、慢性的なものである場合は”温湿布”がいいんだそうです。
温湿布は温めるので、その温めの効果を利用し血行を良くすることが目的のひとつになります。お風呂に入ると日ごろの肩こりや腰痛が楽になるのと同様で、温めることで痛みを和らげます。
このようなときは温湿布を使うと楽になるはずですよ。
<冷湿布を使おう!>
捻挫やぎっくり腰などの急性の痛みについては”冷湿布”を使うのがいいそうです。
患部に腫れがあったり、熱がある場合は冷湿布特有の冷えを利用し、患部を冷やすことで炎症を抑えるといった効果もあるそうです。
温湿布と冷湿布を付ける前にしておいたほうがいいことがあった!
痛みを感じるとついついすぐに患部に湿布と思いますが、それはせっかくの湿布の効力を最大限に発揮していません。
特に冷湿布は、氷嚢やアイスパックなどで患部をアイシングした後に湿布を貼ることで、痛みの感覚を抑えることができますよ。
自分にあった湿布を選ぶには?
ドラッグストアに行くと本当に様々な湿布を購入することができます。正直何を選んでいいか悩んじゃいますよね。
そんなときはお店の薬剤師さんなどに相談するといいですよ。湿布によって成分の含有量が違っていたり、サイズも様々。
さらには湿布だけでなく軟膏になっているものや液状のものまで! あれだけあったら、なかなか自分にどれが合うのかわからないですよね。
もし自宅に常備している湿布を使う時にチェックしたいのは「湿布貼ったら気持ちいい!」「痛みが緩和された!」というのが効いている証拠!
湿布を貼ることで不快に感じたりするときはその湿布は合っていないということになるので、そういったときは使用を中止することをオススメします。
湿布を使用時の入浴での注意
冷湿布を使用することで痛みなどが緩和されているときは、冷やすことで症状が改善しているということです。
ということは身体を温める湯船での入浴は逆効果になることも! そのときはシャワーで済ませたり、素早く入浴することをオススメします。
他には温湿布を利用しているときに起こりがちなのですが、温湿布に含まれるカプサイシンが入浴するとピリピリと感じてしまうことも!
入浴直前に湿布をはがすのではなく、湿布をはがしてから時間を置いての入浴がオススメです。
最後に
湿布を使っても痛みなどが緩和されないときには必ず医師・薬剤師に相談するようにしてくださいね。
緩和されないということは、また違った方法の治療などが必要という証拠。ぜひともその身体から出ているサインを見逃さないようにしてくださいね。