気付いたころには抜け出せない!ギャンブル依存症とは

気付いたころには抜け出せない!ギャンブル依存症とは

テレビや雑誌で見ることのあるギャンブル依存症という言葉。どこか遠くにあるものだと感じている方も多いかもしれませんが、誰にでもかかることのある病気ということはご存知でしょうか?今回は、ギャンブル依存症と、病気に罹りやすい人の特徴について紹介します。

ギャンブル依存症ってそもそもなに?

ギャンブル依存症ってそもそもなに?

1日中のギャンブルのことが頭から離れなくなってしまい、気が付くとパチンコ店や競馬場に足を向けてしまう……。そんな方は、単純なギャンブル好きではなく「ギャンブル依存症」という病気かもしれましれません。

病気と聞くと違和感がある方もいるでしょう。しかし、実はこの依存症は世界的に認められており、専門の治療機関も存在するれっきとした病気です。

もし、かかってしまえば自力で抜け出すことは難しくなる上に、家族の崩壊や借金まみれの生活になるリスクが高まり、離婚問題や自己破産といった最悪のシナリオになってしまうかもしれません。もちろん、すべての人がかかるとは限りませんが、他人ごととは思わずに、最低限の知識は身につけておくべき。まずは、その概要について知っておきましょう。

ギャンブル依存症の症状

ギャンブル依存症に罹ると、1日中ギャンブルのことしか考えられなくなってしまい、正常な判断能力や日常生活を送るための思考が著しく低下してしまいます。しばらくギャンブルをしていないと、手に震えが生じたり、より強い衝動に駆られたりしてしまうのも特徴です。

その上、借金をしてしまうことも少なくありません。最初は、お小遣いや自分の使えるお金の範囲でしか賭けごとをしていなかったにもかかわらず、生活に必要なお金にも手を付けるようになれば赤信号。その生活資金を穴埋めしようとより大きなお金をギャンブルにつぎ込んで、それもなくなれば借金をして……と負のスパイラルに陥ってしまいます。

ギャンブル依存症の症状

脳の仕組みを変えてしまう依存症の恐怖

ここまで脅迫的にギャンブルにのめり込んでしまう依存症ですが、一番恐ろしいのは「脳の仕組みを作り変えてしまう」ことにあります。実は、依存症と呼ばれる病気はすべて脳が一定の物事にしか興味・関心をなくしてしまうようになるのです。

この仕組みは、薬物やアルコールといった他の依存症と同じですが、ギャンブル依存症では、ギャンブル以外のことでは、通常反応するような興奮物質の分泌量が少なくなってしまいます。興奮物質はストレスを和らげたり、記憶力を強化したりする作用を持ちますが、依存症になるとこの物質がギャンブルをしている時、しかも「当たりが出た時」に限定されて分泌されるようになるのです。

ですから、借金をしている時に強いストレスを感じた脳は、それを和らげるためにギャンブルを要求して、外れが出ている間は無反応に。ただし、当たりが出れば異常なほどの興奮物質を分泌しますから、ストレスが一時的に緩和されて「またあの興奮が欲しい」と依存していってしまいます。こうなってしまったら専門的な治療が必要です。

ギャンブル依存症になりやすい人は?その特徴を知っておこう

 

意外に身近なギャンブル依存症の恐怖

ギャンブル依存症はこれほど恐ろしい病気でありながら、なかなか身近には感じられないもの。しかし、実は日本ではこの病気に対して警鐘を鳴らすほど、罹っている人が多いと言います。

厚生労働省は2013年に大規模調査を実施し、その結果国民全体のおよそ5%近くとなる530万人以上がギャンブル依存症の疑いがあると発表しました。これは、ギャンブルが盛んに行われるイメージのあるアメリカよりも圧倒的に多い数値です。先進国ではかなりの割合であることがわかっています。

この原因は、パチンコやパチスロという身近で親しみやすい賭博が浸透しているためと指摘され、実際に近年は女性向けや若者向けのパチンコ台が増えたり、「入りやすい」パチンコ店が増えたことで年齢性別関係なくのめり込む方が出てきていると言われています。

意外に身近なギャンブル依存症の恐怖

ギャンブル依存症になりやすい人

こうなるともはや身近な病気と言わざるをえませんね。しかも、ギャンブル依存症は主婦や学生といった、あんまりイメージのないような方でも陥ってしまうことがあるといいますから、自分もその可能性があるということです。特に、男性に比べて女性の方がギャンブルをはじめてから依存症になるまでの時間が短いという統計結果があるため注意しなければなりません。

心に大きなストレスを抱えているがそのはけ口がうまく見つからないという方は要注意です。パチンコ店の大きな音と派手なランプの付いた演出は人の判断能力を鈍らせてしまいます。ここで当たりが出ると「自分を慰めてくれている」「自分にご褒美をくれた」と脳が認識してしまうそうです。

少しでも嫌なことがあれば、友達や家族に話したり、運動をしたりとうまくストレスを解消する方法を見つけることが予防で大切なこと。何もかもを失う前に、ギャンブル依存症のことを知っておくようにしましょう。

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