ワサビでアンチエイジング!?ワサビで老化防止ができるの?
ワサビでアンチエイジングできることが、研究の結果実証されたようです。どのような研究が行われたのでしょうか?ワサビで老化防止ができるのは、ワサビに含まれている辛み成分が関係しているようです。ワサビのアンチエイジングやその他の辛み成分のアンチエイジングについて詳しくご紹介しましょう。
ワサビにはアンチエイジング効果があった!
ワサビでアンチエイジングができるなんて、本当なの?と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ある研究の結果、ワサビにはアンチエイジング効果があると証明されたようです。どんな研究がされたのか、研究内容からみていきましょう。
ワサビの辛み成分が老化防止に
日本の大学のある研究チームが、ワサビに含まれている成分「アリルイソチオシアネート(AITC)」が、老化防止や病気を防ぐ効果があると発表しました。
緑虫という動物を対象に実験をした結果、アリルイソチオシアネートには、老化現象を起こしたり、病気を引き起こす酸化ストレスを予防する効果があることが分かりました。
アリルイソチオシアネートは、酸化ストレスを防ぐための、体内酵素を活性化させる働きがあると、研究の結果実証されたようです。
ワサビの成分【アリルイソチオシアネート】
ワサビに含まれている辛味成分のアリルイソチオシアネートは、酸化ストレスを予防する体内酵素を活性化させるだけでなく、脳を活性化させる働きもあります。
辛い!という味覚を通して、脳を刺激し、脳の血流をアップさせてくれます。脳の血流速度が上がるとそれだけ反応速度もアップするのです。
ワサビの成分【スルフィニル】
本わさびの根茎に含まれているスルフィニルという成分は、アリルイソチオシアネートの仲間で、辛味成分の1つです。
スルフィニルは、人間がもつ抗酸化作用の働きを活発化させてくれます。1日5グラム、小さじ1杯分のわさびでアンチエイジングになるので、1日でこの分量を目安に料理に加えてみてください。
スルフィニルは、熱にも強く過熱をしても問題ありません。わさびのつーんとくる刺激が苦手だという方は、熱を加えて調理をして食べてみましょう。
辛み成分でアンチエイジング
ワサビ以外にも、カラシや大根おろしなどにも辛み成分が含まれています。これらの辛味成分にもアンチエイジング効果がありますよ。
アブラナ科の植物でアンチエイジング
ワサビ、カラシ、大根、これらはすべてアブラナ科の植物です。これらのアブラナ科の植物には、辛味成分アリルイソチオシアネートが含まれています。
それぞれの植物をすりおろすことによって、植物の細胞内にあるシグリニン配糖体と、ミロナーゼ酵素が反応して、アリルイソチオシアネートができます。どの植物もすりおろすことによって、細胞が壊されて辛味が出てきます。
ワサビを1日5グラム使うのは、どんな献立にしようと悩んでしまいますが、カラシや大根も加われば、1日に小さじ1杯の量を料理しやすそうですよね。
ちなみに、アブラナ科のブロッコリー、この芽には、スルフォラファンが多量に入っています。このスルフォラファンは、ワサビやカラシなどにあるアリルイソチオシアネートの一種です。ブロッコリーのスルフォラファンには、抗がん作用があると言われています。
スルフォラファンは、水に溶けやすいため、水洗いをするときはさっとしなければいけません。そして、抗がん効果を発揮させるためには、毎週ブロッコリー3個分を食べなければならないため、1週間の献立がブロッコリーづくしになりそうですね。