眠りの質と食事内容には深い関係が・・・眠りの質を向上させる食事とは?
人間は眠らないと生きていけないといわれていますが、眠りの質と食事内容は密接に関係しています。質のよい眠りのためには、どんなものを食べればいいのでしょうか? 食事の時間はいつ頃がベストなのかなど調べてみました。
昨日の悪夢は晩ご飯のせい?眠りの質と食事内容は
昨日の夜ごはんは何だったか覚えていますか? そして、朝目覚めたときスッキリ目覚めることができましたか?
実は快眠と食事とは意外に関係が深いんだそうです。睡眠の質と食事の良し悪しにはどういった関係があるのでしょうか?
理想的な睡眠時間と食事時間の関係性とは
皆さんは、夕ごはんは何時頃に食べていますか?
しっかりとした睡眠をとるためには寝る前の3時間前までには食事を摂り終えることが望ましいといわれています。しかし多忙な現代人は、夜遅く帰ってきて食事をし、明日に備えて寝るというような生活を強いられています。
ちなみに、働き盛りの男性(20~40代)の30%以上が夜ごはんを食べるのが午後9時以降になるのだそう。それからお風呂に入ったりすると就寝は午後11時を過ぎることになり、これでは眠りの質は向上しません。
では、なぜ、食事を済ますのは3時間前までが望ましいといわれるのでしょうか?
それは、食事を摂ると胃が食べ物を消化するために交感神経が活発になります。交感神経は、身体を活発に活動させる時に働きます。
つまり眠る前に食事を摂ると、寝つきが悪くなりぐっすりと眠る事ができなくなると考えられます。眠りの質が悪くなるということですね。
このようなことからも、質のよい睡眠には食事を摂る時間も大切なのがわかると思います。
就寝前に避けたい食べ物・おススメしたい食材
食事直後の就寝は、寝つきが悪くなる・・・って経験ありませんか?
消化しきれず寝てしまうと、次の朝胃がもたれて朝ごはんが食べられずすっきりとしない、なんてことになりかねないので避けたいですね。
満腹状態で眠ると、眠りが浅くなって疲れが取れないなんて事にも。逆に食事をしないで寝ると、空腹で眠れないなんて事になり、こちらも快眠とはいえません。
そこで、寝る前は胃に負担をかけない消化のよいメニューにしましょう。できるだけ早い時間に摂り終える事をお忘れなく。
食材でおすすめなのは、野菜や鶏肉など脂肪分を抑えた食材。逆に避けるべきなのは交感神経を刺激するような刺激物。食後のコーヒーなども質のよい睡眠のためには厳禁です。
1日の終わりに摂るべき食材
食事量は基本、朝適量、昼は活動するのでしっかりめに、そして夜は軽めが基本です。
長い1日を締める夜は、疲れが取れるようぐっすりと眠りたいですね。そのためには、日中に体も脳もしっかり働かせる事でメリハリをつけて体内時計をただ正しく機能させ、睡眠ホルモン「メラトニン」を分泌させて体を休める態勢を整えられるようにしましょう。
睡眠に欠かすことができない栄養素、睡眠ホルモンの「メラトニン」の材料である「トリプトファン」とビタミンB6などの栄養をたくさん含んでいる食材をバランスよく摂ることも、質のよい眠りのためには重要なのは前述の通りです。
「トリプトファン」を含む食材で特におススメなのは豆乳。さらに、睡眠ホルモン「メラトニン」をそのまま多く含んでいておススメなのは意外ですが、ケールが材料の青汁です。
ケールはビタミンなども多く含んでいるのもいいですよね! 夜ごはんの時に青汁と豆乳のシェイクを1品に加えたら、眠りによし美容によしの1杯です。献立にくわえてみてはいかがですか?