にんじんの美容効果とは?積極的に食べて美しくなりましょう!
にんじんは様々な栄養素が豊富な「緑黄色野菜の王様」です。貧血の改善、便秘の解消、むくみ解消などなど、にんじんの美容効果は絶大です。最近では甘く、食べやすく改良されているので、苦手という人も美容と健康のために積極的に食べましょう。
にんじんには美容と健康に良いカロテンがたっぷり!
にんじんにはカロテンが豊富に含まれており、カロテンを摂ると、体内でビタミンAに変換されます。
にんじんのカロテンをビタミンAに換算すると、100g中4100IUもあります。成人男性の1日の必要量の2倍です。
にんじんの美容効果とはどんなものがあるのでしょうか?
にんじんの選び方
にんじんには西洋種と東洋種があり、スーパーなどでよく見るのは西洋種です。お正月用に出回る赤くて長いにんじん、関西地方で出回っている金時にんじんが東洋種です。
西洋種の方がカロテン含有量が多く、栽培法も簡単なので、東洋種はあまり出回らなくなっています。
赤いにんじんはカロテンが豊富そうですが、あの赤さはアントシアニンという色素によるもので、カロテン含有量とは関係ないそうです。
にんじんは年中出回っていますが、秋から冬のものが味が良くなります。
買うときには、首のところに青みや黒ずみがないもので、先端が割れていないものを選びます。全体的に丸くて太いものが美味しいです。
保存は水気を拭いて、冷蔵庫へ。冬場は室温でも長持ちします。
ちなみに、高麗人参は形からにんじんと呼ばれているだけで別種ですので、気をつけてください。
にんじんの効果・効能とは!
にんじんには、カロテンが豊富に含まれているだけでなく、ビタミンB1、B2、C、カルシウム、鉄、リンも含んでいて、まさに万能選手です。
カロテンとB2には、抗がん作用があることがわかってきました。毎日の「にんじんジュース」でガンを予防できるそうです。鉄も含んでいますので、貧血の改善にも役立ちます。
さらに、にんじんをすって搾り、はちみつを加えたものを飲むと、便秘が解消します。
貧血は顔色が悪くなりますし、便秘も肥満やむくみ、吹き出物が出たりと美容の大敵ですので、にんじんで解消しましょう。
にんじんにはミネラルも含まれていますので、カリウムで余分な塩分を排出し、すらりとしたむくみ知らずの美脚になれます。
デトックス効果のあるにんじんで、美しく健康な体を手に入れましょう!
効果的なにんじんの食べ方
大変、優秀な「緑黄色野菜の王様」であるにんじんを、効果的に食べるには、どのような調理法が良いのでしょうか?
まず、カロテンは皮に多く含まれているので、皮ごと調理するのがいいそうです。そして、生で食べるよりボイルや炒め物にした方がカロテンを吸収しやすくなります。
サラダで食べている人は、温野菜などにする方が良いです。生のにんじんにはアルコスビナーゼという酵素が含まれているため、ビタミンCを破壊してしまいます。
ほかの野菜のビタミンCを壊さないために、生の場合はお酢をかけるといいそうです。ドレッシングには酢が含まれていますので、サラダにはドレッシングをかけましょう。
また、葉の部分もミネラルが豊富です。カリウム、カルシウム、ビタミンCが摂れるので、手に入るようなら葉も食べてしまいましょう。
カロテンは油に溶けやすいので、栄養を吸収するという点では、生<ボイル<油調理、の順番になります。
普通、野菜の栄養というと「加熱すると壊れてしまう」というイメージがありますが、にんじんの場合は調理した方が良いのです。
食べやすくて、カロテンなどの栄養が摂りやすいという点がありがたいです。
お悩み別、おすすめレシピ
【便秘解消・ピクルス】
にんじん・1本、お酢・1カップ、砂糖・大さじ2(甘酢を買ってくれば調合の必要なし)、塩・小さじ1・薄口しょうゆ・大さじ2、ピクルス用スパイス(あれば)
1.にんじんを皮付きのまま拍子切りにし、塩を振っておく
2.漬け汁を沸かす
3.粗熱が取れたら、にんじんと一緒に容器に入れる
4.冷蔵庫で5~6時間冷やせば、食べごろです
【貧血解消・ひじきとにんじんのさっと煮】
ひじき・10g、にんじん・1/3本、だし汁1/2カップ、砂糖・大さじ1/2、しょうゆ・大さじ2、みりん・大さじ1
1.ひじきをさっと洗い、水に10~15分浸けて戻す
2.にんじんは皮つきの短冊切り
3.鍋にだし汁、調味料を入れて煮立てる
4.にんじんとひじきを加えて10分煮る
【むくみ解消・にんじんジュース】
にんじん・720g、セロリ130g、レモン1/2、リンゴ1/2
1.材料を皮ごと使うときは、重層水で洗っておく
2.適当な大きさにカットしておく
3.スロージューサーに順番にかける