香りダイエットとは?やせる仕組みと成功のコツ
香りダイエットとは人間のもっとも原始的な感覚である嗅覚を通じて脳にダイレクトに働きかけ、日中の代謝や脂肪燃焼を活発にしたり、夜間の睡眠の質を上げたり、ホルモン分泌を促すことで楽にダイエットするための方法です。嗅覚の特性を知って、効果的にダイエット効果を実感しましょう。
香りダイエットとは?
楽して痩せたいと思うのは、多くの女性の願いです。しかし、現実には痩せるために辛い運動や食事制限が必要です。
一説にはどんなダイエット法も続けることで効果があると言われていますが、この続けることというのが難しいのです。とくに辛いという気持ちになってしまうダイエット法は、続けるのが非常に困難です。
大切なことは、いかに「辛い」という感情を抑えて、「楽しい」「心地よい」と思うことです。このダイエット中の辛いを減らしたり、無くしたりするために最近、とても効果的と言われているが「香りダイエット」です。
香りダイエットは、ダイエット中の香りによって食欲を抑えたり、運動効果をあげたり、あるいは運動を楽しく行えるようになるというダイエット法です。
辛い気持ちが少ないため長続きしやすく、その結果、楽にダイエットを成功させることができると言われています。
なぜ香りがダイエットに効くの?
人には視覚、聴覚、味覚など5つの感覚がありますが、この中で嗅覚はもっとも原始的な感覚と言われています。それは、嗅覚の刺激は直接、脳にダイレクトに送られるためです。
このため、香りによって、人は感情や心理状態などだけでなく、代謝やホルモン、神経系にまで影響を与えることができるのです。つまり、香りによってはこれらの機能を活性化させることができるということです。
香りで意欲がでたり、気分がリラックスすることは、よく知られていますね。同じように香りによって新陳代謝が活発になったり、脂肪が燃焼しやすくなるという効果は、科学的にも明らかにされています。
ダイエットに効果的な香りとは?
ダイエットに効果的な香りは自律神経に作用する香りが適しています。基本は日中に交感神経を活発にさせる香りを嗅ぎ、代謝を上げたり脂肪を燃焼しやすくします。
そして、夜は副交感神経を優位にさせて、眠りの質を高めて睡眠中のホルモン分泌を促して脂肪をつきにくくします。
具体的には交感神経を優位にする香りは、グレープフルーツやオレンジなどの柑橘系、ミント系、オリーブオイル、金木犀、ローズマリーなどです。
反対に副交感神経を優位にする香りには、ラベンダー、カモミール、イランイラン、ローズ、サンダルウッド、ネロリなどがあります。
香りダイエットの注意点とコツ
ただし、知っておきたいのは嗅覚は原始的な感覚であるために、刺激に簡単に反応しますが、一方で「慣れ」が早いという特徴があります。
これは、くさい臭いを嗅いでも数十秒で慣れて、くささが気にならなくなる経験からもわかるでしょう。このような嗅覚の慣れに対処するために、2つのポイントがあります。
1つ目のポイントは有効な香りの種類を増やすことです。交感神経を優位にする香りと副交感神経を優位にする香りはそれぞれ最低でも3種類以上、用意しましょう。
種類が多ければ多いほど、慣れによる効果の低下を防ぐことができるからです。
2つ目は香りは複数混ぜ合わせること、さらに、その調合は毎日変えることです。
アロマセラピーでは香りの種類が少ないほど狙った効果が得られやすいと言われています。しかし、効果が高い分、慣れるのも早いため、よほど強い香りである必要があります。
その点、複数のアロマを合わせた香りは複雑であるため、慣れるまでに時間がかかるという利点があります。複数の香りを合わせても、いずれの香りも交感神経を刺激するものであれば、効果が薄くなる心配はありません。
むしろ、毎回、複雑に変わる香りによって、新鮮な反応を得ることができます。