清涼飲料水の糖分は健康を損なうだけでなく知能も低下させる?
清涼飲料水の糖分はその飲料の1割にも及ぶと言われています。とくにコーラや炭酸飲料では多くの糖分が含まれています。このような多くの糖分の摂取は、最初は気分の高揚をもたらしますが、やがてはイラつきや攻撃性のもとになります。また、一方で無気力の原因になることもわかっています。
清涼飲料水の糖分はどれくらい多い?
清涼飲料水は喉の渇きを癒したり、気分をリフレッシュさせてくれる飲み物ですが、最近では含まれる糖分の多さが問題になっています。
最も糖分量が多いと言われるコーラや炭酸飲料では、清涼飲料水の重さの1割以上が砂糖である、と指摘されているものもあります。
糖分の過剰で意識不明になることも?!
このような砂糖の過剰摂取は健康によくないと言われていますが、実際にはどのような症状があるのでしょうか?
ペットボトル症候群と言われる急性糖尿病では悪心、だるさ、疲労感などの他、重症化すると意識不明になることもあります。
このような状態になるのは、急激に多量の糖分が体内に入ることが原因です。
清涼飲料水に含まれる糖分の問題点は純度の高さ
糖分は私たちの生活の中でご飯、パン、野菜、果物など多くの食品に含まれている一般的なものです。そして、糖分が体の健康のためには必要なことも確かです。
しかし、加工されていない果物や野菜は、糖分の他にもミネラルやビタミンなどが含まれており、なにより、そのような糖分は血糖値を急激に上昇させることはありません。
一方で、精製された砂糖や白米、白パンなどの糖分や炭水化物は、ミネラルやビタミン、食物繊維を取り除かれ純度の高いものになっています。
同じ糖分でもフレッシュジュースと比較にならない
一部では清涼飲料水と同じくらい100%ジュースにも同じくらい糖分が含まれていることを問題視する声もありますが、体への消化、吸収過程を考えれば、同じ糖分といっても雲泥の差があります。
もちろん、この場合の100%ジュースは新鮮な果物をそのままジュースにしたフレッシュジュースのことであり、濃縮還元や粉を水で溶いて作られた100%ジュースのことではありません。
糖分の多い清涼飲料水を飲んで起こること
糖分の多い清涼飲料水を飲むことで起こることを3段階に分けて紹介します。
それぞれの段階ごとでは、それほど問題が大きくないようにも思えますが、進行して重症化したときには薬物と同じくらい生活と切り離すことが難しくなります。
【1】気分の高揚、万能感、やる気がでる
糖分の多い清涼飲料水を摂取すると、まずは気分が高揚します。これは糖分が血液中に供給されることで、神経や細胞が活性化するためです。
気分がよくなり、万能感を感じて何事にもやる気がでるようになります。
このような作用を聞くと清涼飲料水や糖分も悪いものではないように思いますが、問題は中毒性があるということです。中毒性は一般的に、より強い刺激を求めるようになります。
【2】感情の起伏が激しくなり落ち着きを失う
さらに清涼飲料水を摂取して糖分を補給すると、今度は落ち着きが無くなったり、感情の起伏が激しくなります。
これは糖分によって神経が過剰に興奮させられること、そしてその後に悲しみなどの負の感情が強くなります。
体は疲れているのに、神経がなかなか休まらず、寝付けなかったり、性欲の減退を感じる人もいます。
【3】強い攻撃性と無気力になります
このような気分を晴らすために、さらに清涼飲料水を摂取すると、今度は強い攻撃性を見せるようになります。
ちょっとしたことにイライラしたり、周囲の人の言動に怒りを感じるようになり、物や人に当たり散らすようになります。
一方で、寝起きには強い無気力に襲われるようになることも多くなります。重症化すると通勤や通学がままならず、社会生活が送れなくなるというケースになることもあるほどです。
子どもの人格や知能にも影響する砂糖
このような砂糖の害を受けるのは大人よりも子どもの方が顕著です。
清涼飲料水を含む砂糖を多く含む飲食物を与えられている子どもは、そうでない子どもよりも落ち着きがなく、注意力が低いと言われています。
このため、糖分の過剰摂取は性格や知能にも大きく影響を与えると言われています。
健康な大人でも缶コーヒーで重病リスクが上昇
さらに清涼飲料水の糖分は内臓にも負担をかけます。とくに、すい臓や肝臓に負担をかけることが多いと言われています。
糖尿病家系であることや飲酒の習慣があるとさらにリスクが上がると言われていますが、そのような環境や生活習慣がない場合でも、1日に5本程度の缶コーヒーを飲む人はそうでない人に比べて、50代になるまでに大病をするリスクが非常に大きくなります。