殺菌効果のある薬用ハンドソープのトリクロサンは危険な成分だった!?
薬用ハンドソープのトリクロサンは抗菌作用、殺菌作用がある成分であるため、手についたバイ菌を綺麗に落とす効果があります。しかし米国では、人体に害を及ぼす成分として販売禁止になりました。皮膚や血液の中にまで浸透するため、トリクロサン入りの製品は使用しない方がよいでしょう。
薬用ハンドソープのトリクロサン
トリクロサンはアメリカでは販売禁止
薬用ハンドソープのトリクロサンという成分は、除菌効果、抗菌効果があります。トリクロサンは1970年代から一般市場に出回り、病院などの医療施設でトリクロサンは殺菌目的で使用されてきました。
しかしトリクロサンは、人体に悪影響を及ぼすことが判ってきました。そのため、アメリカではトリクロサン入りの薬用ハンドソープなどの製品は、販売禁止になったのです。
トリクロサンの薬害とは?
身体の筋力が低下してしまう!
トリクロサンには、身体の筋肉の収縮を妨げていく働きがあります。そのため、薬用ハンドソープのトリクロサンを長期間使用し続けることによって、筋力が低下してしまいます。
甲状腺ホルモンが減少していきます
トリクロサンには、甲状腺ホルモンを減少させていく副作用があります。
甲状腺ホルモンは人や動物にとって、必要なホルモンで、ホルモンの分泌が低下していくことによって、やる気が無くなってしまったり、新陳代謝が低下し、エネルギー消費も少なくなっていきます。
また臓器での新陳代謝量も低下し、体温が下がり、身体全体がむくみます。
アレルギー体質になります
身体の中に残留したトリクロサンは、環境ホルモンとして働くため、身体じゅうに異常な反応が現れます。その一つとして、花粉症などのアレルギー体質になってしまうこともあります。
長期間使用し続けると危険!
薬用ハンドソープのトリクロサンは長期間使用し続けると、皮膚や血液の中にはまで浸透してしまうことが研究で判明しています。尿や母乳からも、トリクロサンが検出されてしまうことが明らかになっています。
また長期間使用し続けると、肝臓がんになる危険性もあります。
知らないのは恐ろしいこと
日本の大手メーカー製品もトリクロサンが使用!
米国では使用禁止になっているトリクロサンですが、日本では使用禁止になっていないため、国内の大手メーカーで製造されている製品にもトリクロサンが多く使用されています。
多くの消費者はトリクロサンの害について知らないため、安全に使用出来るものだと信じ込み、使い続けているかもしれません。
トリクロサン入りの製品は薬用ハンドソープ以外にも、様々な製品があります。石鹸やシャンプー、マウスウォッシュや歯磨き粉などがあります。
特にマウスウォッシュや歯磨き粉の場合、口に入れて使用するものであるため、体内へトリクロサンを知らず知らずのうちに溜めこんでいる危険性があります。
家にある製品の成分表を確認しましょう
ご家庭で使用されている薬用ハンドソープを始め、石鹸やシャンプー、歯磨き粉、マウスウォッシュなどの成分表を確認してみましょう。
特に抗菌、殺菌効果があるとされているものには、トリクロサンが含まれている可能性が高いでしょう。
とうとう日本の厚労省も動き出した!
平成28年9月30日の発表では
米国食品医薬品局がトリクロサンを含める抗菌石鹸の販売を停止する措置が発表されると、平成28年9月30日に日本の厚労省でも国内の製造メーカーに対して、一年以内にトリクロサンの代替切り替えを促すように通知しました。
一年以内に、トリクロサン入りの製品がこれから切り替わっていく予定ですが、それまで使い続けていてはいけません。
やはり毒性があるため、自分の周囲にトリクロサン入りの製品があれば、すぐに止めた方が賢明かもしれません。