炭酸風呂ダイエットはお風呂に入るだけでやせる?炭酸風呂の効果的な入り方
炭酸風呂ダイエットとは炭酸のお風呂に入る、文字通りのダイエット方法。炭酸水を飲むとダイエットによいといわれますが皮膚から炭酸を取り入れることもダイエット効果が期待できます。炭酸風呂の作り方から効果的な入浴の仕方について解説します。
炭酸風呂ダイエットって冷たくない?
炭酸水といえば、よく冷えた冷たい飲み物のイメージがあります。また、体を冷やさないためにと常温で飲む方もいるでしょう。
しかし温めて飲んだ経験のある方は少ないのでは? そのため、「真水のような炭酸水につかるのでは?」と心配になるかもしれません。
炭酸風呂は炭酸水をたくさんバスタブへ入れてから入浴するわけではなく、自分で材料を使ってお湯で作るため、いつもの入浴のように安心して入ることができます。
炭酸風呂に必要な材料
用意する材料は、重曹とクエン酸。100円ショップでも手に入りますが、掃除用ではなく食用を選ぶとより安心して入浴できます。また、重曹の代わりにベーキングパウダーをと思われるかもしれませんが、添加物が入っているためあまりおすすめしません。
使う量は、重曹大さじ2に対してクエン酸が大さじ1。一般的な家庭のお風呂ならこの量で十分です。
作る時の注意点
炭酸は熱いお湯ではすぐに抜けてしまい、炭酸風呂に長く入れないのでややぬるめの温度にします。38℃程度が適当でしょう。
また、時間とともに炭酸は抜けていくので入浴準備ができた時に重曹とクエン酸をバスタブへいれて炭酸風呂をつくります。
ダイエット効果をあげるための入り方
半身浴はダイエット法のひとつとして人気がありますが、その半身浴を炭酸風呂で行うことでダイエット効果を高めます。
半身浴のポイントと同じく、ちょうどウエストあたりまでお湯につかりゆったり時間を過ごしましょう。肘までつかることができればベスト。肘が熱を感知して熱の発散を促すために汗をかきやすくなるからです。
入浴時の注意点
換気をしながら入浴しよう
大量の炭酸水を置いた状態になるため、二酸化炭素がたくさん発生します。そのため入浴中の換気には気を付けましょう。小窓を少し開けたり換気扇を回すなどして入浴をしましょう。
長時間の半身浴ってどのくらい?
ふだん長時間お湯につかる習慣がなければ、半身浴でただ時間を過ごすのがツライかもしれません。
「長時間」といっても人によって汗をかき始める時間には差があるので、体があたたまって汗をかいたと感じるくらいが目安です。
中には30分以上入っている方もいるでしょう。その時には水分補給のために炭酸水を用意しておくとダブルの効果が期待できます。
炭酸風呂がダイエットにいいワケ
炭酸水を飲むダイエット法が話題になりましたが、炭酸水を飲むと体内に二酸化炭素が取り込まれて酸素不足の状態に。軽く運動をした時のようになるため体は酸素を回そうと代謝を上げます。
この体の勘違いを利用して代謝をあげ、老廃物も排出されやすくなることが、ダイエットにうれしい作用があると言われる理由です。
炭酸風呂は皮ふ表面から炭酸ガスを吸収し、さらにお湯の温度で体温も上昇しやすくなっているのでさらに代謝アップが期待できます。
体にいいなら毎日入ってもいい?
毎日の入浴を炭酸風呂でとお考えなら、炭酸入りの入浴剤がおすすめ。発泡タイプの入浴剤には適度な炭酸ガスが入っているので、重曹とクエン酸を用意して炭酸風呂を作る手間が省けるうえ、さまざまな香りや色が楽しめるメリットもあります。
ただ体に負担が全くかからないわけではないので、週に数回程度の入浴が適当です。