健康だけじゃない、緑茶の美容効果に大注目!
緑茶に含まれているカテキンが脂肪を燃焼させる効果があるのはもちろん、殺菌作用もあり、薬剤を使いたくない幼児のうがいに適していることなども知られていますが、緑茶には、美容にもとてもいいい成分が含まれています。緑茶の美容効果について調べてみました。
日本人と緑茶
今から1200年前位、平安時代に中国から伝わったとされるお茶。鎌倉時代には、日本でお茶が生産され始めました。
茶道として発展しますが、江戸時代になるといわゆる煎茶ができて、貴族や武士たちだけでなく一般の人にも急須でいれるお茶が広まっていきます。
昭和の時代になると、さまざまな飲料が出回ったせいかお茶の消費量は減りますが、缶入りのお茶やペットボトル入りの緑茶が発売され持ち運びが便利になると、健康ブームも手伝い消費量は回復の傾向にあります。
健康効果をうたったトクホのお茶も多数発売されるようになりました。
緑茶の健康効果
緑茶が体にいい、というのはもはや常識、といえますが、特に動脈硬化が原因となる脳こうそくでは、お茶を多く飲む女性では62%、男性では42%も低下しているようです。
これは紅茶やウーロン茶では同様の結果は出ておらず、いかに緑茶が健康にいいか、を示しているといえます。
緑茶の美容効果
緑茶に含まれる成分は、海外でも、健康に効果があり、ダイエットや長寿に効果がある、と徐々に広まりつつあります。手軽なティーバッグやペットボトルのお茶が広まったおかげですね。
健康には定評のある緑茶ですが、美容効果もある、と話題です。緑茶の美容効果にはどのようなものがあるのでしょう。
美容に良い緑茶の成分
生活習慣病などの原因にもなる活性酸素を除去する働きがある、ビタミンC、ベータカロテン、ビタミンEなどが緑茶には多く含まれています。
ビタミンC
アンチエイジング、美肌といえば言えばビタミンC。皮膚にメラニン色素が沈着するのを防ぎ、シミやそばかすができないように働くので、美白化粧品にも取り入れられたりしていますね。
食品としてとる場合、熱に弱く水溶性なのが厄介ですが、実は緑茶に含まれるビタミンCはなんと熱に強いんですね。
しかもレモンの4倍、もっとわかりやすくいうと緑茶3杯にリンゴ1個分のビタミンCが含まれています。
ベータカロテン
ビタミンAと同じ働きをするベータカロテンは、ニンジンの10倍も含まれています。
ビタミンAは肌に潤いを与え、粘膜を強くする効果があります。しっとりとしたお肌、しわを防止するためには重要な成分です。
残念ながらお茶には溶け出しませんので、お抹茶や、お料理に使用してそのまま摂取するのが望ましいです。
緑茶の美容活用法
緑茶の摂取方法-そのままお茶として
ビタミンCの摂取と考えるのなら、あまり飲みすぎても尿と一緒に体外に排出されてしまうので、一日3回位が良いようです。
ちなみ緑茶にもカフェインは含まれますので、気なる方は気を付けましょう。玉露などはコーヒーと同じ位含まれます。緑茶はコーヒーの大体5分の1位です。
緑茶の摂取方法-茶葉を摂取する
前述のベータカロテンを摂取するには、そのまま茶葉を食べたいですね。
茶葉をミキサーなどで粉末にして、抹茶ラテにしたり、きな粉の代わりにこの粉末の緑茶とお砂糖でおもちを頂くのもおいしいですよ。またその名の通り、お茶漬けにも!
緑茶の美容方法-洗顔
体内の取り入れるのではなく、お肌に直接働きかけるのも効果があるようです。
出がらしでかまわないので緑茶を入れ冷まします。いつも通りに洗顔し、最後に緑茶ですすぎます。できれば拭き取らずにこのまま自然乾燥させるのがいいのだとか。
また、この茶葉をさらしや三角コーナーの袋などにいれ、お風呂に浮かべるのもいいですよ。香りもよく癒し効果も。
カテキンには殺菌作用もあるので、ニキビや吹き出物にも効果があります。