正しいオイルプリングのやり方とその効果3つ!
オイルプリングはオイルを口に含んで20分ほどうがいをするという健康法です。古代インドから親しまれているアーユルヴェーダに基づいたこの健康法は、口内を健康的にするだけでなく、脳を活性化させたり、ホルモンバランスを整える効果があります。そのため、健康だけでなく美容にも効果が高いと言われています。
オイルプリングのやり方
オイルプリングは酸化していない上質なオイルを口に含み、うがいをするという美容健康法です。
インドで古くから行われているアーユルヴェーダという健康法でも推奨されているオイルプリングは、うがいをするだけと簡単にできる割に、高い効果があると言われています。
しかし、うがいといってもガラガラと音を立てるものではなく、くちゅくちゅと口内を洗うようなうがいで行います。
オイルを口に含んだら、うがいを10分から20分ほど続けます。最初は口が疲れたら無理せずにやめましょう。
毎日続けることで口周りの筋肉が発達してくると20分でも無理なくできるようになります。20分ほどうがいをしたら、最後にキッチンペーパーなどに油を吐き出して終わりです。
オイルは水に溶けないため、配管や環境のために吐き出したオイルは排水溝に流さず、キッチンペーパーなどに吸収させた上で生ゴミとして処理するようにします。
やり方のコツは2つ
やり方のコツとしては、口にいれるオイルの量を大さじ1くらいまでにとどめることと、オイルは上質なものを使うことです。
特に匂いが強いものは向きません。おすすめなのはオリーブオイル、ココナッツオイル、セサミオイルです。特にセサミオイルは癖がないので有効です。
オイルプリングの3つの効果
オイルプリングには3つの大きな作用があると言われています。
【1】口内衛生を保つ
オイルプリングでは、多くの唾液を出すことが最大の効果になると言われています。その理由は、唾液を出すことで口内の衛生環境を保ったり、歯や歯茎の健康に役立つからです。
特に虫歯ができやすい人は、口内に虫歯菌が繁殖しやすいと考えられますが、オイルプリングは口内の細菌や雑菌を減らすのにも有効です。
なぜなら、地球上にはオイルの中で生存できる生物はいないと言われているからです。これは虫歯菌でも同じです。
そのため、口内をオイルで満たすことで口内の衛生環境は著しく改善されます。くれぐれもオイルプリングのあとは水で洗い流したりしないようにしましょう。
【2】ホルモンバランスを整える
オイルプリングの大きな効果の一つに唾液を分泌するということがあるのは前述のとおりですが、唾液の分泌はホルモンバランスを整え、また、昼間に唾液をしっかりと出すことで、寝ている時に成長ホルモンを多く出すことに繋がります。
成長ホルモンは、体の細胞や骨などの修復や成長を促進する作用があるため、アンチエイジングの効果も期待できると言われていますが、加齢にともない分泌が減少します。意識して唾液を出すことで、ホルモン分泌を活性化させましょう。
ホルモン分泌が活発になるとシミやシワなどができにくくなり、さらに骨や関節の再生や修復にも効果が期待できます。中には血流が改善して薄毛が改善したという人までいます。
このため、オイルプリングを習慣にすることで、いつまでも若々しい肌や体でいることができるでしょう。
【3】脳の活性化
オイルプリングには脳の活性化という効能もあります。唾液分泌による脳への血流の増加がある他、実は人の体はもともと口の中が敏感であり、口内に刺激があると脳が活性化することが知られています。
例えば、脳梗塞などで体の機能に障害が残った時には、口内にある舌を引っ張り出し、丹念にマッサージすることで機能の回復が認められたという報告もあります。
このため、口内をしっかりを動かし、刺激するオイルプリングには脳を活性化する作用があると言われています。