生理前に食欲が増えるのは月経前症候群の1つ?! その食欲は○○のせい!
生理前に食欲が増えて困っている方が結構存在します。でも自然と生理が終わると食欲も治まってくるんですね。それって、生理と密接な関係のある女性ホルモンのせいかもしれません。生理と女性ホルモンについて調べてみました。
生理前だと食べたくなる!
生理前に食欲が増えて困っているのは私だけ? と思っていたら、結構たくさんの方が悩んでいます。
なぜ生理前になると食欲が増えるのでしょうか? それは生理に関係しているのだから、もちろん女性ホルモンが作用しているんですね。
生理とホルモンの関係
生理は毎月関わるものですが、女性ホルモンについては、なんとなくしか知らない場合がありますね。
まず生理周期と女性モルモンについて確認しましょう。
生理を中心に2期に分かれる周期
生理周期は排卵から生理までの約2週間を黄体期、生理から排卵までの約2週間を卵胞期といい、それぞれ基礎体温の変化みると、高温期、低温期とも称され、 2つのホルモンに支配されています。
2つの女性モルモン「プロゲステロン」と「エストロゲン」
生理に関わる女性ホルモンとして代表的なのが、卵巣から分泌され、妊娠へのカギとなる「プロゲステロン」と「エストロゲン」です。それぞれ黄体ホルモン、卵胞ホルモンともいわれます。
この2つのホルモンは常に分泌されていますが、生理周期を通してその分泌量が変わり、分泌量が上回る方のホルモンの作用を強く受けます。
エストロゲンは生理が終わるころから排卵日の直前に、より多く分泌されます。妊娠しやすいように体を整える作用があり、卵の排卵を促進し、子宮内膜を厚くします。
排卵後、今度はプロゲステロンの分泌が増え、高温期を維持させます。受精卵が着床すると妊娠を継続させるために働き、分泌の量は多いままになりです。
しかし、妊娠が成立しないと、子宮内膜は剥がれ落ち体外に排出され生理になり、プロゲステロンの分泌量は減ります。生理後半には次の妊娠に備えまたエストロゲンの分泌が増えてきます。
プロゲステロンの影響は?
プロゲステロンは妊娠を継続するために非常に大きな働きをしますが、残念ながら、いわゆる女性特有の悩み、つまり肌あれ・便秘・胸の張り・眠気なども引き起こし、精神的にもイライラしたり、無気力になってしまいます。
これらの症状は、月経前症候群として広く知られていますが、その一つの症状として食欲の増進もあるんです。
エストロゲンの影響は?
エストロゲンは排卵前に多く分泌されますが、女性として魅力的にする作用があります。
美肌・美髪になり、精神的にも安定、向上心が芽生えるなど、まるで良い精子をゲットするためのように女性を輝かせるのですね。
活動的にもなるので、ダイエットするなら生理後に、というのにも一理ありなんです。
増えた体重は戻る?
排卵後、生理前に食欲が増えるのは、来るべき妊娠に備え、栄養を体に蓄えようとしているわけで、ある意味正常な事といえます。
この時期には1-3キロ増えるのは問題がなく、生理後、エストロゲンが増え活動的にもなると、自然と元の体重になるといわれています。
前述したように、この時期はダイエットを開始するのにおススメな時期です。
生理前の食欲どうする?
このように、生理前に食欲が増えるのは、女性にとってはしょうがない事なんですね。ですから、うまくこの食欲と付き合う事が大切です。
イライラするなぁ、お腹がすいたなぁ、と思ったら、まずはホルモンのせいだわ、と責任転嫁して気持ちを落ち着けましょう。
かなりの抑制力のある方なら、ちょっとだけ、と甘いものを口にしてもいいかもしれません。
しかし、その自信がない人は、むやみに甘いものに手を出すのはやめましょう。止まらなくなったら、プラス3キロでは済まなくなります。
すぐ食べ終わってしまうものではなく、飴やガムなど長い時間口にとどまるものがいいですね。
ミントは、食欲を抑制するアロマですので、ミントガムは眠気も食欲もおさえられ、スキッとするのでよいかもしれません。