知っておきたい!実は危険?「人工甘味料の落とし穴」

知っておきたい!実は危険?「人工甘味料の落とし穴」

カロリーゼロで甘くておいしい人工甘味料。ダイエット食品や清涼飲料水、お菓子など幅広く使用されている添加物の一つです。しかし、安全性を疑問視する声を様々なところで聞くことができます。人工甘味料が体に与える影響や危険性など人工甘味料の落とし穴をまとめました。

安全?危険?知っておきたい”人工甘味料の落とし穴”

安全?危険?知っておきたい”人工甘味料の落とし穴”

ダイエット中なのに甘いものが食べたい! 健康のために糖分のとり過ぎを控えたい・・・そんなときに活躍する「人工甘味料」。

人工甘味料とは、砂糖のような甘さを人工的に加えたカロリーゼロの甘味料です。

カロリーの摂取量を気にすることなく甘味を楽しむことができるため、私たちが普段何気なく飲んでいるカロリーゼロの飲料や低カロリー食品のほとんどに使われている大変身近な甘味料です。

しかし人工甘味料の使用があたりまえになっている一方で、その安全性や危険性にも注目が集まっています。

“人工甘味料には落とし穴がある”と言われるのには、様々な理由があります。

代表的な人工甘味料「アスパルテーム」とは

まず、人工甘味料がどのようなものなのかについてお話ししたいと思います。

現在、国内で一番よく使用されているのは「アスパルテーム」と言われる合成甘味料です。

清涼飲料水から菓子類、調味料など日本国内に限っても、数百種類の食品に使用されているので(なんとなく名前は聞いたことある・・・)なんて人も多いのではないでしょうか?

アスパルテームは、アメリカの製薬会社がアスパラギン酸とフェニルアラニンというアミノ酸2種類と、メチルエステルを化学合成により結合させたことでうまれました。

アスパラギン酸とフェニルアラニン、このどちらも体内に存在しているアミノ酸であるため、摂取後は他のタンパク質と同じように消化され体内に吸収されます。

カロリーは無く、砂糖(ショ糖)のおよそ200倍もの甘味をもっているのが特徴で、現時点では安全性の高い食品添加物として考えられています。

人工甘味料には、ほかにもソルビートやキシリトール、トレハロースなどがありますが、アスパルテームは日本をはじめ120か国で認可されている、世界的にみても一番普及率の高い人工甘味料です。

問題視される人工甘味料のダイエット効果

アスパルテームなどの人工甘味料は、カロリーゼロという特性を生かし、ダイエット食品や糖尿病予防のために使用されることも多いのですが、その効果や安全性が疑問視されています。

米国糖尿病学会によって発表された研究結果では、ダイエット飲料を使用していなかった人とダイエット飲料を日常的に摂取していた人とでは、ダイエット飲料を摂取していた人たちのほうが平均してウエストサイズや体重がUPしたとのデータがあります。

その原因は、人工甘味料も摂取することで砂糖と同様に体が反応し、インスリンの分泌を促してしまうからです。

脂肪を蓄積する作用を持つインスリンの分泌が増えることで、体内で代謝できなかったブドウ糖は肥満のもととなる脂肪細胞にどんどん貯蔵され、その結果、ダイエットどころか太りやすくなってしまうのです。

また人工甘味料によって味覚が狂うという指摘もあります。

味覚が鈍くなることで甘味に対する依存性が高まったり食欲の増加につながるため、太りやすくなってしまう可能性があるようです。

アスパルテームには神経毒作用がある?

アスパルテームについては、安全性が認められている一方で神経毒として有害とする見方もあります。

主成分であるフェニルアラニンは本来、神経伝達物質の一つで、過剰摂取によって脳神経を刺激し様々な不調を引き起こします。

また、アスパルテームは代謝される段階でメチルアルコール(メチルアステル)と言われる毒性の強い有害物質へと変化します。

メチルアルコールもフェニルアラニンと同様に脳神経や視神経に異常をきたす成分として問題視されています。

人工甘味料と上手に付き合うには

人工甘味料と上手に付き合うには

この記事作成にあたって人工甘味料のことやアスパルテームのことをいろいろと調べていて思ったのですが、様々な毒性や危険性が問題視されてはいるのですが、私たちが日常的に常識の範囲内で摂取するには影響は少ないとされる記事やデータも多く目にしました。

そもそも、こんなに人工甘味料が使用された食品があふれている中で、避け続けることは不可能ではないでしょうか。

とはいっても、やはり自分の身体や家族の健康を害するものを率先して食べようとは思いませんよね。

徹底的に排除することは不可能でも、成分表示を確認するなどしながら摂取量や摂取方法を誤らないように、上手に利用していきたいものですね。

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