
つい夜更かししてしまう・・・ 夜型人間の健康を脅かすリスクとは?
自分の時間が欲しかったり仕事や勉強が終わらなかったりして、つい夜更かししてしまう、という人も案外多いでしょう。しかし、夜更かしは身体にとって不健康をもたらします。毎晩の夜更かしが引き金となって起こる症状や危険な病気についてお話しします。
「時間がない」と思ったら、つい睡眠時間を削って夜更かししてしまうこと、ありますよね。
時々なら仕方ありませんが、これが習慣になってしまったら、ちょっと危険かもしれません。
こちらでは、毎晩の夜更かしがもたらす危険な症状や病気についてお話しします。
夜更かしがもたらす症状や病気
記憶力が悪くなる
「最近、忘れっぽくなったかも・・・」
そんな風に感じることはありませんか?
年齢のせいにしている人もいるかもしれませんが、睡眠不足が起因していることもあります。
睡眠は、記憶を整理したり定着させたりします。そのため、睡眠不足になると機能が十分に働かず、頭の中が散らかった状態になり、物が覚えられなくなります。
メタボになる
夜更かしが習慣になっていると、メタボになりやすくなります。
人には、脂肪細胞が増えると脳に働きかけて食欲を抑えようとする「レプチン」というホルモンと、食欲を増やし血糖値を上げる「グレリン」というホルモンがあります。
アメリカの大学が行った研究によると、睡眠時間の長い人はレプチンがたくさん分泌されて、逆に短い人はグレリンがたくさん分泌される、と発表されています。
また、そもそもの摂取カロリーにも差が出ます。
人は、朝より夜にたくさん食べますよね。朝食より夕食の方がカロリーの高いものを食べると思います。
体内時計も代謝の影響を受けるため、夜に活動する人は、余計に夜食べる量が増えます。
しかし、睡眠時間が短いと、睡眠中に作られる筋肉量が十分でなかったり、寝ている間に消費するカロリーが少なくなったりします。すると結果的には、肥満になって、メタボになってしまうのです。
疲れ易やすくなる
夜10時から午前0時は、睡眠に導入するためのメラトニンや成長ホルモンが分泌されます。しかし、午前1時からはこれらの分泌が減っていくため夜に眠れなくなります。
睡眠へ導くホルモンは、昼は分泌されません。そのため、昼寝をしたとしても浅い睡眠となり疲れがとれなくなります。
夜間頻尿を招く
睡眠中は尿の生産量が落ちます。しかし、夜更かしをしていると夜間でも尿の生産量が落ちないため、夜間頻尿になります。
うつ病になりやすくなる
うつ病はメンタルの病気ですが、生活リズムの乱れから引き起こすことが多々あります。
毎晩夜更かしをしていると、生活リズムが崩れるため睡眠障害を併発し、ますます夜型になります。
夜は不安感が強くなることもあり、うつ病になりやすくなるのです。
抵抗力が弱まる
上記で、夜更かしをすると疲れやすくなるとご説明しましたが、疲れが溜まると、今度は抵抗力が落ちていきます。すると、風邪を引きやすくなったりワクチンが効きにくくなったります。
2010年に実施された研究によると、心拍数があがったりC反応性タンパクの数値が高くなることも分かっています。このタンパクの数値が高いと心臓病や脳卒中、糖尿病に罹患する確率が上がる、と言われています。
がんになる
睡眠中はメラトニンがたくさん分泌されます。メラトニンとは活性酸素を除去したり、抗酸化物質を作り出したりする物質です。
メラトニンが分泌されないと身体が老化したり活性酸素が増えたりして、がんになる危険性が高まります。