男性が女体化?意外と多い男性のおっぱいの悩み、女性化乳房の原因と治療法は?
実は多くの男性が悩んでいる男性のおっぱいの悩み、男性が女体化する原因を集めました。男性の乳房が女性のように膨らみだす原因には、肥満や一時的なものから、肺がんや乳がんまでさまざまな原因があります。怖がったり恥ずかしがらず、原因を確かめましょう。
男性のおっぱいの成長、自分だけ?と悩まないで
男性でも、急に女性のようにおっぱいが膨らみだすことがあります。女性の胸が成長する過程のように、痛みを伴う場合もあります。
実は普段平らな男性の乳房にも乳腺が存在し、ホルモンの異常などで女性のように膨らむ可能性もあるのです。
このようなことが起こると、自分の男性性を否定されたような気がして落ち込んだり、恥ずかしいと感じて隠したくなる男性が多いのです。
しかし、これはそれほど珍しい症状ではありません。それどころか男性の乳腺のトラブルとしては一番多いものなのです。
また、ほとんどの場合は治りますし、稀に怖い病気が潜んでいるケースもありますので、症状に気づいたら隠さずに受診することをおすすめします。
それでは女性化乳房はどうして起こるのでしょうか? 男性が女体化する原因について探ってみました。
偽性女性化乳房
男性が女体化する原因で一番多いのがこの偽性女性化乳房。名前だけ聞くと怖い病気のように思えるかもしれませんが、単なる肥満です。
男性でも太るとバストに脂肪がついて、女性のおっぱいのように見えることがあります。女性から見れば羨ましいのですが、体質によっては優先的にバストに脂肪がついてしまう男性もいます。
痩せるのが一番ですが、胸に脂肪がつきやすい場合、美容外科手術などで男性らしい乳房に整えることもできます。
生理的な乳腺の肥大
男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが崩れると、男性のおっぱいが膨らむことがあります。その中でも特に病気を原因としていないものもあります。
10代の第二次成長期や60代くらいの男性の更年期でホルモンバランスが崩れて膨らんだり、20代くらいの健康な男性で急に膨らみだすケースがほとんどです。
年齢に従ったものは放っておいても自然に治ってしまうケースが大半です。また、治さなくても美容上以外に問題はありません。
ただし痛みが強かったり、自然に治らず外見上苦痛が大きい場合は、薬物や外科治療もできます。
薬物性の女性化乳房
ホルモン剤やホルモンに作用する薬の副作用で女体化することもあります。女性化乳房が副作用に挙げられる薬は意外とたくさんあります。
前立腺がんなどの治療薬はもちろん、一部の抗うつ剤や胃腸薬、降圧剤など身近な薬にも女性化乳房の危険性は含まれているのです。男性の美容目的で使われる筋肉増強剤や発毛剤で起こることもあります。
この場合はもちろん、治療が終わったり薬を変えれば解決します。
内臓の病気が原因の場合
内臓の病気、特に肝臓の病気が男性が女体化する原因となっていることもあります。肝硬変の男性患者にときどき見られる症状で、糖尿病でも起こります。
男性の場合、本来は女性ホルモンは肝臓で分解されるべきものなのですが、それが残ってしまうために乳房が女性ホルモンの影響を受けてしまいます。
原因となった病気の方の治療を優先してください。
さまざまな癌
男性が女体化する原因の中でも特に気をつけたいのが癌です。
まれですが、乳腺がある以上、男性でも乳がんの可能性はあります。また睾丸や前立腺、脳下垂体のがんでホルモンバランスが崩れても女性化乳房になることがあります。
意外なところでは肺がんも原因になることがあるのです。