胎盤でサプリメントが作れるの!? 驚きの“胎盤でサプリメント”サービス
美容に良いと言われているプラセンタのサプリメントは、人間や牛、豚や馬などの胎盤から作られています。プラセンタは、若返りのエキスとも言われており、プラセンタサプリメントを飲むことで10歳若返ったという方も。アメリカで人気の胎盤でサプリメントを作るサービスや、プラセンタの魅力についてご紹介しましょう。
栄養満点な胎盤でサプリメントが作れる!?
赤ちゃんとお母さんをつなぐへその緒。赤ちゃんのへその緒を辿ると、お母さんの胎盤とつながっています。胎盤は多くの血管が集まって作られており、おなかの赤ちゃんへ、酸素や栄養素を送る働きをしています。
赤ちゃんを産んだ後に剥がれ落ちる胎盤。その胎盤でサプリメントを作るサービスがあるようです。
胎盤でサプリメントを作るとどのようなメリットがあるのでしょうか? また、デメリットも気になりますね。
ではまず、胎盤のしくみからみていきましょう。
胎盤はいつ作られるの?
精子と卵子が受精して、受精卵が子宮へと着床すると、hCGというホルモンの分泌が盛んになります。
そして、子宮の一部分が厚みを帯びて山となり、胎盤が完成します。妊娠14週から16週くらいに胎盤が完成することになります。
胎盤ができると、母親の血液に流れている物質のうち、分子量が大きいものはお腹の赤ちゃんには移行しません。
ただ、ニコチンやアルコールなどの分子が小さいものは胎盤を通って赤ちゃんへ影響があるため注意をしなければいけません。
動物は出産後に胎盤を食べる!?
胎盤はお腹の赤ちゃんに栄養を送る大切なものです。そんな胎盤を、動物は出産後に食べることをご存知ですか?
胎盤を食べることで、産後の疲労を回復させたり、自然治癒力を高めたりすると言われています。また、出産後の血の臭いを消して、敵から身を守るためという話もあります。
美容に良い胎盤エキスのメリットとデメリット
美容に詳しい方は、プラセンタという言葉を聞いたことがあるでしょう。プラセンタは、胎盤から抽出されるエキスのことです。
プラセンタのメリットとデメリットについてご紹介します。
【プラセンタのメリット】
・プラセンタを飲むことで肌にハリやツヤが出てきます。
・美白効果やしみ、そばかすを予防することができます。
・基礎代謝を上げることができ、ホルモンの分泌を調整します。
【プラセンタのデメリット】
・プラセンタ注射をした後に、アレルギー反応が起こることがあります。また、閉経をしたのに、月経が再開することがあります。これらの症状は、プラセンタの接種をやめることですぐに治ります。
・プラセンタ注射をすると、献血をすることができなくなります。
出産後に胎盤を食べることってできるの?
助産師さんたちの力を借りて自宅出産をした方や、一部の病院では、出産後に自分の胎盤を食べることができるようです。
胎盤を食べることで、母乳の出が良くなったという方や、産後の肥立ちが良かったという方もいらっしゃいます。どのようにして食べるのかが気になりますよね。
出産後に胎盤を食べたという方の中には、そのままレバ刺しのようにして、醤油につけて食べたという方がいます。また、専用のフライパンで焼いて、ニンニク醤油などで味をつけて食べた方もいらっしゃるようです。
自分の胎盤でサプリメント
アメリカでは、出産後に自分の胎盤を使ってサプリメントを作ってくれるサービスがあるのだとか。
できあがるサプリメントの量は、胎盤の大きさによって異なるのですが、平均して150カプセルほど。元気な女性ほど、胎盤も大きく、多くのサプリメントがとれるようです。
胎盤でサプリメントを作る費用は、およそ35,000円程度。高い! と感じるかもしれませんが、肌の調子が整い、産後の回復も早いという方が多いため、納得できる価格なのかもしれません。
今後、胎盤でサプリメントを作るために、海外出産が増えるのかも!?