DVもアルコール依存も共依存が関係する!日本人に多い共依存の克服とは?
何かに頼っていなければ心配であったり、何かに頼られていなければ、自分の存在意義が分からない・・・確固たる自分自身がいなかったり、大きいものに巻かれるタイプが多い日本人に多い共依存について、共依存の克服などについてまとめました。病的でなくても、日本人には多いこのタイプを色々と知っておきましょう。
自分は共依存なのか?まずは自分について知りましょう
共依存という言葉はご存知ですか?
アルコール依存症の方の周りの人間が、アルコール依存を克服するために自分がアルコールの代わりになってしまおうと思って、色々と面倒を見過ぎてしまったところから始まったものです。
本来ならアルコールの代わりをするべきではなく、アルコールがなくても大丈夫なように、アルコールを摂取しなくても一人で生活出来るようにするべきところだったのに、サポートしていた人がアルコール代わりになってしまい、さらにサポートしている人自身も「この人には自分がいなければならないんだ」と固定観念に囚われてしまっているところから名づけられました。
つまり、その人自身も依存症を克服できず、そのサポートしているひともお世話をすることが大切だと感じてしまっているところから始まっているのです。
お互いが自分がいなければならない・・・
共依存は、日本人に多いと言われています。
そもそも日本人の気質として、自分の感情を押し殺して相手の事を第一に考えるというタイプの方が多いところも共依存になりがちだと言われています。
相手の感情に合わせることが大切である、相手のやりたいことを考えてその先手をやってあげられない人を悪、と考えてしまう風潮があります。
そのため、自分のパーソナリティを殺してしまうタイプが多いために、共依存になってしまいがちな人が多いのです。
共依存を克服するためにできることとは?
共依存の克服は、自分自身が共依存であることを認めること、そして、それに対して早いうちに対処することが大切です。
残念ながら、共依存の人は自分自身が共依存であると自覚していない方が多く、周りの人がいくら言っても「あなたが相手を理解していないだけなんだ。誤解しているからそうなるんだ」と、指摘してくれる人を否定してしまいがちです。
そこで、どうやって共依存の人が自分のことを自覚して、対処していく方法があるか考えてきましょう。
まずは、周りに依存症の人がいないかどうか
アルコール依存の相手に対して「この人は私がいなければならない」と考える人が共依存になりがちです。克服したとしても、依存性が自分へ移行するだけであり、相手は全く依存症を克服できていません。
まずは、そういった環境であるのかどうかを考えること、そして、その相手がいなくても自分は生きていけるかを冷静に考えてみましょう。
カウンセリングを受けてみるという方向も
対人に対して、全ての物事を考えているのであれば、共依存の可能性もあるのです。ですから、そういったところを自覚しているのであれば、カウンセリングを受けてみるというのは一つの選択肢になります。
なぜなら、カウンセリングを受けることによって冷静に自分自身を見つめることができ、専門家に今後そのような可能性があるのか冷静に判断してもらうことができるからです。
早期発見、早期治療が鍵
相手への依存が深ければ深いほど、立ち直るのが遅くなるのは否めません。
ですから、早めに依存している以外の人に相談する、第三者として話をきいてもらうということが克服への第一歩として大切なことです。