知っていますか?ミューズリーとシリアルの違い
手軽で美味しく栄養たっぷりの朝食といえばシリアルが有名ですよね。しかし最近ではシリアルのようなミューズリーを見かけることも増えてきました。シリアルとミューズリー、見た目は似ていますが違いはあるのでしょうか?そんなミューズリーとシリアルの違いや美味しい食べ方についてお話しています。
シリアルとミューズリーの違いを知ろう
手軽に食べることができて、栄養たっぷり! しかも美味しい朝食として、老若男女問わず人気の高いシリアルやミューズリー。
しかしよく考えてみると、シリアルとミューズリーってそっくりだけど何がちがうの? そんな疑問を持ったことはないでしょうか。また、(呼び方が違うだけで同じようなものでしょ?)そんな風に思っている人も多いと思います。
そこで、ここでは気になる“シリアルとミューズリーの違い”や、それぞれの特徴についてお話ししたいと思います。
ミューズリーとシリアルの違いは何?
まず、農林水産省による朝食シリアルの定義とは
“小麦、米、トウモロコシ、大麦などの穀類を原料とし、成型や焙煎、膨張などを加えて加工したもの。基本となる原料のほかに必要に応じ野菜や果物、ナッツ類、ビタミン類などを加えて製造される。主に朝食として牛乳などをかけ加熱、非加熱により食べることができるもの”
とされています。この定義からすると、ミューズリーもシリアルに分類することができます。
つまり、シリアルとは朝食用に穀物やトウモロコシなどを加工したもの全般の総称で、ミューズリーとシリアルの違いはないといえるでしょう。
そして加工方法や添加物によってシリアルの中で、ミューズリーをはじめコーンフレークやグラノーラなどに分類されるのです。
ミューズリーの基礎知識
では、シリアルの中でどのような特徴を持つものをミューズリーと分類するのでしょうか?
ミューズリーのベースはオートミールになります。オートミールとは、オーツ麦を脱穀し、蒸した後に圧縮して平たく押しつぶし、乾燥させたものをいいます。ミューズリーは、このオートミールをベースにして複数の穀物を加え、さらにドライフルーツやナッツなどを混ぜたものをいいます。
ミューズリーの主原料となっているオーツ麦は食物繊維などの栄養がとても豊富なのですが、ドライフルーツやナッツが加えられていることによって、オーツ麦だけでは摂取できないたくさんの栄養素を一度にとることができます。
ミューズリーとグラノーラの違い
ミューズリーとよく似たシリアルにグラノーラがあります。オートミールとは違い、どちらにもフルーツやナッツ類が混ぜられています。
見た目もそっくりなこの2つですが、決定的な違いがあります。
まず、ミューズリーには基本的に添加物が使用されておらず、穀物類に味はついていません。フルーツなどを加えることによって甘味を感じることができます。しっかりとした食べごたえとドライフルーツやナッツ類のおかげで少量でも満腹感を得られます。
グラノーラは、原材料のオーツ麦など穀類にメープルシロップやオリーブオールなどを混ぜ合わせて“焼き上げる”ことで完成します。ここがミューズリーとの大きな違いです。そして焼き上げた後にドライフルーツなどを混ぜ合わせます。
グラノーラはオーツ麦自体に甘味がついていて、食べごたえもミューズリーよりは軽く食べやすい点が特徴です。しかし、シロップなどでコーティングされている分、ミューズリーよりも倍近くのカロリーがあります。
ミューズリーの美味しい食べ方
ミューズリーの基本的な食べ方はコーンフレークやグラノーラなどと同じように牛乳を適量かけて食べます。また、ヨーグルトや100パーセントのジュースなどもおすすめ!
それでも硬くてぼそぼそしていて食べにくい…と感じる方は、寝る前に牛乳に浸して1晩おいておくと、朝には食べやすい柔らかさになっています。
手軽で美味しく、健康的な朝食にぴったりのシリアル。シリアルとミューズリーの違いやグラノーラなどそれぞれの特徴を知ることで、自分の好みや食べ方に合わせたお気に入りを見つけることができます。
毎日の朝食に取り入れて、健康で美しい身体を目指しましょう!