グルタミン酸は良い影響があるの?過剰摂取に注意!
グルタミン酸は良いのか悪いのかという疑問を持つ人は少なくないようです。グルタミン酸はうまみ成分と言われているもので、体に悪影響があるという話もよく耳にします。では、グルタミン酸は体にどのような影響を与えるのでしょうか?グルタミン酸を摂取すべき人、摂取を控えるべき人についてまとめました。
グルタミン酸とはどんな成分?
グルタミン酸が含まれている食材
グルタミン酸と聞くと馴染みがないかも知れませんが、私たちが日常的に口にしている食事に多く含まれている成分です。
グルタミン酸はうまみ成分とも言われており、化学調味料に含まれています。
化学調味料と聞くと、体に悪影響があるとイメージする人も多いかと思います。しかし、過剰に摂取しなければグルタミン酸が体に悪影響を与えることは無いと言われています。
グルタミン酸は化学調味料だけでなく、身近な食材に多く含まれています。
例えば、海草類、大豆や落花生などの豆類、アーモンド、小麦粉などが挙げられます。野菜類だと白菜やトマトに含まれています。
このように、私たちが普段口にしている食材にグルタミン酸は多く含まれています。
グルタミン酸の気になる効果とは?
前述したようにグルタミン酸は良いイメージがない人が多いようですが、実際は体に良い効果もたくさんあります。
まず、アンモニアを解毒する効果です。アンモニアが体内に蓄積されてしまうと、脳に影響が表れたり免疫力が低下してしまいます。
グルタミン酸にはこのアンモニアを解毒し、尿として体外に排出する効果があります。体内に溜まった毒素を排出することができるため、健康のためには必要な成分と言えるでしょう。
グルタミン酸は美肌効果も期待できます。
グルタミン酸はアミノ酸の一種ですので、保湿成分を含んでいます。美肌のためには保湿が大きなポイントとなるため、これは嬉しい効果ですよね!
ただし、グルタミン酸を過剰に摂取すればするほど美肌効果を得られる訳ではないため、摂取のし過ぎには十分注意しましょう。
更に、グルタミン酸には様々な予防効果があります。具体的には、脳を活性化する効果による認知症の予防、血圧を下げる効果による脳卒中や心疾患の予防、そして脂肪の蓄積を防ぐ効果による肥満の予防です。
他にも、アルコール依存症の抑制やEDの改善にも効果があると言われています。一般的に良いイメージのないグルタミン酸ですが、このように様々な良い効果を持っていることも事実です。
グルタミン酸を摂取すべき人と控えるべき人
グルタミン酸はこんな人におすすめ!
前述した通り、グルタミン酸には様々な良い効果が期待できます。
特にグルタミン酸を摂取すべきと言われているのが、体内に溜まった毒素を体外に排出したい人や美肌を手に入れたい人、体内に脂肪が蓄積されていると感じる人、血圧が高い人などです。認知症を予防したい高齢者にもおすすめの成分です。
ただし、インスタント食品やファーストフードを好んで食べる人はグルタミンの摂取を控えるべきです。
このような食事が多い人はグルタミンの過剰摂取になり兼ねませんので、まずは食生活の改善をすることが望ましいでしょう。
グルタミン酸を過剰摂取するとどうなる?
ここまでグルタミン酸の良い面を紹介しましたが、グルタミン酸は過剰摂取することによって体に悪影響を与えてしまう可能性があります。主な症状は、手のしびれや幻覚、睡眠障害、神経の高ぶりなど神経系に表れます。
グルタミン酸に良いイメージが無いのは、このような過剰摂取によって引き起こされる症状が原因と考えられます。
ただし、過剰に摂取しなければこのような悪影響は心配いらないため、日常生活の中での摂取ではさほど気にする必要はありません。