衝撃! 交通事故より多い入浴死! あなたは危険な入浴をしていませんか?
入浴中の死亡者は交通事故の死亡者の数の約4倍です。危険な入浴方法を行うと、入浴中に血圧が低下し、お風呂の中で失神してしまいます。失神状態で、肺に水が入ることによってお風呂の中でおぼれてしまうのです。熱いお風呂が好きだという方は要注意です。事故を防ぐには、ぬるめのお風呂で短時間に切りあげましょう。
危険な入浴とは?
リラックスタイムのはずがとんでもないことに!
仕事から帰ってきて、お風呂に入るときが、何よりも至福のひととき!という方もいるのではないでしょうか。
疲れているときに、温かい湯船に浸かるだけで、ささやかな幸せを感じることができるでしょう。
しかし疲れていると、ついつい入浴中にうたたねをしてしまうことはありませんか? 実はこれは危険な入浴だったのです。
入浴中にウトウト寝てしまうのは、実は眠っているのではありません。失神しているのです。
お風呂に入って寝てしまうのは、事故の元になります。湯船につかって、ついウトウト眠くなってしまったら、すぐにお風呂から出ましょう。
「ついウトウト」が危険な入浴のわけ
入浴中に寝てしまうと、血圧が異常に低下していきます。そのため、脳に血液が運ばれなくなってしまうので、意識に障害がでてしまう可能性があるのです。
すると、身体が湯船の中に入ってしまい、おぼれてしまう可能性もあります。
交通事故より多いだなんて衝撃的過ぎます!
入浴中に死亡してしまう方は、日本国内だけでもなんと年間1万人以上います。実は交通事故の死亡者数よりも多い数字なのです。
日常的に入っているお風呂が危険な入浴にならないように、気をつける必要があります。
高齢者に多い、危険な入浴の温度差
冬場に多いのが、入浴中の温度差です。
浴室は温かい湿気に包み込まれているのですが、浴室の外はかなり冷たい室温ということもあるのではないでしょうか。
実はこの温度差が危険な入浴につながってしまうのです。お風呂場で湯船から立ち上がろうとした時に、脳梗塞で倒れてしまうケースもあります。
高齢者の場合、浴室の外も温めておいたり、お風呂の蓋を開けておくなどして、浴室をあらかじめ温めておくと、入浴中に倒れてしまう心配はありません。
入浴前はアルコールは飲んではダメ!
お風呂の前にアルコールは禁止です
お風呂の前にアルコールを飲んでしまうと、お風呂の中で血圧が下がり過ぎたり、脱水症状を引き起こしたりすることもあります。お風呂の前にはアルコールは飲まないようにしましょう。
食後すぐに入るのも危険な入浴です
食後すぐにお風呂に入ると、温かい湯船につかることで、血液が全身に廻ります。胃の消化に血液が使われなくなってしまうため、気分が悪くなってしまうこともあります。
朝風呂は危険な入浴でした
朝風呂は一見すると、健康そうなイメージがあるかもしれません。しかしそれは危険な入浴でした。
その理由は朝はまだ脳が覚醒しておらず、身体の機能の調整がうまくいきません。また睡眠中に汗を大量にかいているため、血液もドロドロ状態です。
こんな状態で朝風呂に入ると、とても危険なのです。
安心して入浴するためにはどうすればいいの?
安心してお風呂に入るためには、お風呂の温度はややぬるめにしておきましょう。また浴室や服を脱ぐ場所は少し温めておくこと、入浴前には、水分補給をおこなっておくことが大切です。
湯船に入る前には、しっかりかけ湯を行いましょう。また普段から十分な睡眠を取りましょう。
入浴中に眠くなったら、すぐにお風呂から出るようにしましょう。