出産まであと少し!おしるしの期間はどのくらい?
もうすぐ出産!というサインとも言える「おしるし」ですが、いったいどのようなものなのでしょうか? おしるしの期間や回数などについて紹介します。出産は、妊婦さんの数だけ種類があります。おしるしの期間や、見た目の様子も人それぞれなので、標準と違っても、あまり不安にならないでくださいね。
そもそも「おしるし」って何?
よく、出産の話の中で、「おしるしが来た」と聞きますが、「おしるし」とは何なのでしょうか?
おしるしはおりものの一種です。出産時期が近づくと、子宮口が開き始めて子宮が収縮します。すると「卵膜」という赤ちゃんを包んでいる袋と子宮の壁がこすれ出血をします。
その血液が子宮頸管の粘液と混ざって外に出てきたものが、おしるしと呼ばれるものです。
おしるしがあると、間もなく陣痛が始まり、いよいよ出産のスタート!ですが、その期間や回数は人それぞれです。
出産時期が近づくと、トイレに行くたびに「おしるし」が来ていないかドキドキします。
おしるしの期間や回数は?
一度おしるしがあると、すぐに陣痛が始まると思っている人が多いようですが、実際には人それぞれです。
出産の3日前~当日にある場合が多いですが、中には1週間前にある人やおしるしが3日間続いた人など、さまざまです。
また、半数くらいの女性が、おしるしがないまま出産したというデータもありますので、おしるしがなくても心配しなくて大丈夫です!
◆臨月に入ったら入院準備を
慌てて行動すると転倒などにつながるため、臨月に入ったらいつでも入院できるように荷物を準備しておきましょう。
準備をしておくと、急におしるしがきても落ち着いて行動ができます。
おしるしはどのような見た目?
おしるしは、見た目も人それぞれです。血液と粘液が混ざったものなので、少量の血液が混ざった、少し粘り気がある状態です。
色は、ピンク色や褐色、茶色という人が多いですが、透明だったり、鮮血のような色だったりする人もいるので、これも個人差があります。
量もさまざまで、ほんの少し下着についただけ、という人もいれば、生理と同じくらいの量だった、という人もいます。臨月に入ったら、生理用ナプキンを持ち歩いていると安心ですね。
おしるしがあったら、何をすればいい?
「すぐに陣痛が始まるはずだから、急いで病院に行かなくちゃ!」と思うかもしれませんが、そんなに急ぐ必要はありません。
おしるしから陣痛まで何日か空く場合もありますし、何度もおしるしが来る人もいますので、必ずしもすぐに陣痛が始まる訳ではありません。
まずは、生理用ナプキンをつけて、少し様子をみてみましょう。
◆痛みや出血が多い時は病院へ
もちろん、おしるしが来た時に、痛みがあったり、出血量や回数がすごく多い場合は、すぐに病院にいってください。
また、おしるしと勘違いしてしまいそうな出血で怖いのが、前置胎盤や常位胎盤早期剥離、切迫早産による異常出血です。
出血量が生理より多かったり、だんだん増えていく場合や止まらない場合、痛みをともなう場合や、粘度がなくサラサラの場合などは、要注意です。すぐに、お医者さんに見てもらいましょう。
おしるしと陣痛や破水があったらすぐに病院へ!
おしるしがきたら、出産までのカウントダウンが始まります。長かったマタニティライフも、もうすぐゴールです。その後は、待ちに待った我が子と会うことができます。
マタニティライフの最後を、落ち着いて迎えられるよう、しっかり気持ちの準備をしておきましょう。