意外とたくさんある!生理が早く来た原因はなに?!なぜ周期は乱れるの?
予定よりも生理が早く来た原因にはどのようなものがあるのでしょうか?女性の生理周期は意外にも乱れやすく、ちょっとした環境や心境の変化でも早くなります。また、食事内容やお酒の飲み方でも生理が早くくることがあります。職場や学校で女性が多い場合には生理の同調現象も見られます。
生理が早く来た原因はストレス?!
女性にとって生理は健康を知るための大切なバロメーターです。その生理が予定より早くくる場合、もっとも多いのは精神的なストレスです。
この場合のストレスは嫌なことという意味だけではありません。嬉しいこともストレスになるからです。例えば、旅行前やイベント前、テーマパークに行く前など嬉しさのあまり興奮して生理が早くくる場合もあります。
しかし、生理の周期は精神的なストレスだけとは限りません。他にはどのような要因があるでしょうか?
【1】環境の変化
女性はとても環境の変化に敏感な生き物です。そのため、引っ越しや進学、就職や社内の配置換えなどの環境が変わることで生理周期が乱れて早く生理がきてしまうことがあります。
これは環境の変化が1つのストレスになり、ホルモンバランスに影響を及ぼすためです。このような変化による生理周期の乱れは、しばらくすれば元に戻るのが普通です。
もし周期がなかなか戻らない場合にはなんらかの病気の可能性があるので、半年程度様子をみて生理周期が安定しないようなら婦人科へかかりましょう。
【2】睡眠不足
一見生理とは無関係に思える睡眠も生理周期に深く関わる要因です。例えば、睡眠不足の日が続くことで生理が早くなることがあります。
これは自律神経の乱れからくる周期の乱れです。自律神経は女性ホルモンの分泌に関わっているため、睡眠のリズムが乱れると自律神経が乱れ、その結果女性ホルモンが過剰に分泌される可能性があります。
同じような条件で生理が遅くくることもありますが、睡眠リズムの乱れによって生理が早くくるのか、遅くなるのか、というのは体質によるところも大きいようです。
いずれにしても睡眠不足は正常な女性ホルモンの分泌を妨げるので、無排卵月経など排卵異常の原因にもなります。美容に睡眠は不可欠と言われますが、生理にとっても質の良い睡眠は重要です。
【3】肉の食べ過ぎ
生理が終わって一週間ほどの間に3日以上焼肉を食べると生理が早くくる、という人がいます。これは、明らかな動物性タンパク質のとりすぎのために起こる生理です。
動物性タンパク質は健康のためにある程度は必要ですが、食べ過ぎるとホルモンバランスを乱し、生理が早くなる原因になります。
動物性タンパク質は一般的に週1日、1回100グラム程度が適正です。それ以上食べる場合には日頃から運動をしっかり行うこと、便秘をしないように心がけることも大切です。
動物性タンパク質は便秘しやすく、便秘になると生理周期が乱れるだけでなく、生理が重くなるリスクが高まるからです。
【4】お酒の飲み過ぎ
生理周期はお酒の飲み過ぎでも早くなることがあります。
お酒を飲める量は個人で違いますし、また年齢によっても変わってきます。とくに20代後半からお酒の許容量はぐっと少なくなるのが一般的です。
それにも関わらず、好きなだけお酒を飲んでいるとアルコール代謝のためにホルモンバランスが乱れ、結果として生理周期が乱れることになります。そのため、お酒を飲む量は少なめにし、二日酔いになるまで飲まないようにしましょう。
【5】女性だけで行動している
普通に生活していても、女性だけで行動することが多い人の場合には生理が早くくることがあります。例えば、女性だけの職場などでは生理周期が徐々に同調するという傾向があります。
このような女性同士で寮生活をしたり、女性ばかりの職場では生理周期が同じ時期になることは世界中でも数多く報告されています。
これは動物学的に良く知られていることですが、理由については未だに解明されていません。理由はどうあれ、女性同士で行動していると生理が乱れて早くくることがあることを知っておいて損はないでしょう。