カキで食中毒がおこるのはなぜ?症状と治療、予防について

カキで食中毒がおこるのはなぜ?症状と治療、予防について

冬のおいしい食べ物のひとつ、カキ。鍋や焼き牡蠣、生カキで食べると大変おいしい食材ですがカキで食中毒になる危険性があります。しかしなぜ食中毒がおこるかを知っていれば安全に食べられます。ここではその症状と治療、予防について説明しています。

カキで食中毒がおこる原因は?

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カキで食中毒になる原因は、その大半が「ノロウイルス」といわれています。

ノロウイルスが付着しているのではなく、カキが飲み込んだ海水に含まれていたものがカキの体内にたまり、それを食べた人が食中毒になってしまいます。

カキの旬である12月から3月にかけて発生することが多いため、食べ方には注意が必要です。

カキによる食中毒の症状は?

激しい腹痛とおう吐、下痢、38度程度の発熱、悪寒の症状がおきます。ただの風邪とは違い、動けなくなるような強い腹痛が起こることも。

健康な大人では1~2日程度で回復しますが、乳幼児や高齢者は重症化の危険性があります。

もしカキにあたってしまったら?

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ノロウイルスの潜伏期間は1日程度と短いので、前日の夜食べたカキにもしあたっていれば翌日中に症状が現れることが多いでしょう。

何らかの症状が現れた時はすぐに病院へ行きましょう。その時必ずカキを食べたことを医師に伝えます。

元気な大人であれば寝ていれば治ると思いがちですが、原因がウイルスの場合はそうはいきませんので、必ず受診しましょう。

特に乳幼児や高齢者は処置までの速さが命に関わることもあるため、迅速な対処を。

おう吐するが動けない時は・・・

吐いた物がつまらないよう、横向きに寝かせます。そして、吐いたものが飛び散らないよう袋をかけた洗面器などを用意しすみやかに処分します。

処理や掃除は手袋をつけて

ノロウイルスがついた手で調理したりものを触ると、そこから二次感染する恐れがあります。

そのため、食中毒の人の吐しゃ物処理や、トイレや床の掃除にはゴム手袋やエプロン、マスクをしてアルコールなどでの消毒が欠かせません。非常に感染力の強いウイルスなので体に付着させないことも大切です。

また空気が乾燥していると空気感染の可能性もあるので、室内の湿度にも気を配りましょう。

スポーツドリンクで水分補給

腹痛がひどくおう吐を繰り返していると、体内の水分やミネラルが失われます。

口から水分摂取ができないと点滴をすることも。無理せず飲めそうであれば、スポーツドリンクで水分補給をしましょう。

回復してきたら、やわらかいおかゆから食事を始めると弱った胃にもやさしく、回復を助けます。

カキで食中毒にならないためには?

◆しっかりと中までで火を通す

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ノロウイルスは熱に強くカキの体内に蓄積しているため、表面を軽くあぶった程度では全く死滅しません。

加熱のポイントは、「85℃以上の温度で1分間加熱する」こと。またフライにするなら180度で4分以上の加熱。

ここまでしっかりと加熱すればノロウイルスの活性がなくなり、感染の心配も低くなります。

◆カキを調理したまな板や包丁は丁寧に洗う

生牡蠣を調理した時は特に、また加熱後のものでも念のため調理に使ったまな板や包丁は洗剤を使ってしっかり洗います。もしノロウイルスがついていると二次感染の恐れがあるためです。

さらに、漂白剤に浸しての消毒や調理した流し、調理台までアルコールなどで除菌ができると感染の危険性はさらに低くなります。

◆むやみに生食をしない

生食用の表示がないカキは必ずしっかり加熱してから食べましょう。

初めからカキフライや鍋など加熱調理が目的であれば、加熱用を購入した方がおいしいともいわれています。

 

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