不安なママは要チェック!赤ちゃんのでべそって治るの?
赤ちゃんのでべそは、ママにとって不安に感じるものの1つです。もしかしてこの子は一生でべそが治らないのでは…と不安に思っているママも多いはずです。そんなママの不安要素であるでべそができる仕組みや経過についてまとめました。
赤ちゃんがでべそになる仕組み
赤ちゃんのでべそは、泣いた時やいきんだ時に目立ちます。我が子がでべそだった場合、将来のことを考えて不安になってしまいますよね。
実際、赤ちゃんのでべそに不安を抱えているママはとても多いのです。なぜなら、でべそは5人から10人に1人の割合でみられる症状だからです。そのため、決して珍しい症状ではありません。
赤ちゃんのでべそは、臍ヘルニアとも呼ばれています。
赤ちゃんのへそはお母さんとへその緒で繋がっており、産まれた時に切られます。
へそを切った後は次第に穴が小さくなっていくのですが、へそがまだ柔らかいうちにお腹に圧が加わるとでべそになってしまいます。
そのため、前述したようにでべその症状は泣いている時などお腹に圧が掛かっている時によく見られます。
赤ちゃんによってはでべそがピンポン玉大まで膨らむことがあるそうですが、簡単に破けることはないため心配はいりません。
赤ちゃんがでべそになるのは、産まれた時にへその切り方が下手だからという話を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
しかし、このような話には根拠が無く、事実とは言えません。決して赤ちゃんのでべそは医師のせいだなんて思わないで下さいね。
赤ちゃんのでべそは治るの?
ママにとって最も気になるのが、赤ちゃんのでべそは治るのかですよね。
しかし、心配はいりません。赤ちゃんのでべそは、そのほとんどが治ります。
赤ちゃんは成長していくにつれて、寝返りやハイハイ、ずりバイなど様々な動きを覚えます。それに伴って、腹筋も発達していきます。腹筋が発達すれば、でべそも小さくなっていくため心配はいりません。
そのため、赤ちゃんのでべそはこの時点では治療法はありません。医師の診察を受けても、経過観察が主な治療法となります。
赤ちゃんのでべそが自然に治る確率は高く、その80%が1歳までに、90%が2歳までに治ります。赤ちゃんのでべそは自然に治りますので、無理に押すことは避けましょう。
昔からの言い伝えで様々なでべその治療法があるようですが、自己流の無理な治療を行うと細菌に感染し、へそが膿んでしまう可能性があります。これでは、治療どころか赤ちゃんに余計辛い思いをさせるだけです。
また、赤ちゃんが爪ででべそを引っ掻くことのないように爪切りを徹底し、手指を清潔にしておく必要があります。
でべそが治らない場合は?
自然に治ることの多いでべそですが、治療が必要になるケースもあります。それは、2歳を過ぎてもでべそが改善されない時です。
もちろんそのまま治療をしなくても痛みなどはないため、必ずしも治療をする必要はありません。しかし、見た目を気にして治療を受けるケースが多いようです。
赤ちゃんのでべその治療は、手術によって行われます。手術と聞くと抵抗があるかも知れませんが、簡単な手術なのでそれほど心配はいりません。
ただし、全身麻酔で行うため数日間の入院が必要になります。手術後は数日間痛みが残りますが、問題が無ければ回復は早いそうです。
でべその手術は健康保険が適応されます。手術費用は5万円から7万円程度と言われています。
簡単な手術とはいえ、物心が付いた子供にとって入院や手術はとても怖いものです。赤ちゃんのでべその治療は、このようなことも配慮して考えてあげたいですね。