カワイイけど要注意!カラコンが痛いと感じた時の原因と対策はコレ
ファッションでカラコンを付ける方が増えていますが、カラコンが痛いと感じている方も少なくありません。いつも痛いからそれがフツウと思っては危険です。では痛みにはどのような原因がありどう対処すればよいのでしょうか?また安全にカラコンを楽しむには?
手軽にできるカラコンは便利なファッションアイテム
テレビ番組やCMに出演する芸能人、雑誌を飾るモデルなどがファッションの一部としてカラコンをつけるようになり、オシャレに敏感な方から興味をもつようになってきました。
価格が手ごろなのも魅力で、学生から社会人まで幅広い層に利用されています。
「カラコン」とは「カラーコンタクトレンズ」のこと
視力補正のためではなく、オシャレを目的としたコンタクトレンズのこと。
以前は雑貨扱いだったため処方箋なども不要で自由に購入ができましたが、目の障害を訴える人が増えたため、視力補正目的のカラコンも高度管理医療機器として薬事法の規制を受けることになりました。
カラコンが痛い!その原因は?
◆角膜などの炎症
角膜や結膜という、眼の重要な部位に炎症が起こります。そして痛いまま無理してカラコンを使い続けると、角膜変質をまねくおそれもあります。
◆細菌やウイルス
不潔なカラコンを使っていると、そこについている細菌やウイルスが目の中に入り、結膜炎などの病気を引き起こします。
防ぐためには、使い捨て期限を守る、洗浄をしっかり行って保管する、清潔な手指でつける、専門家の指導のもとでカラコンを購入することです。
◆つけたまま眠ってしまった
カラコンに限らず、コンタクトレンズも同じようにやってはいけないことのひとつ。ずっとまぶたが閉じた状態にあると、酸素が入らなくなり眼球にはりついてしまうことに。
特にカラコンは色素の入った部分は酸素が通らず、一般的なソフトコンタクトレンズより目に渡る酸素量が少なくなります。
眠ったあと起きて目を開けると痛くて、しかもコンタクトレンズがなかなか取れず、外すためにも痛い思いをすることになります。無理にはがすと目を傷める原因にもなります。
目が痛くなったらどうすればいい?
まず、すぐにカラコンをはずして目の様子をみます。もしはりついて取れない場合は無理して剥がそうとせず、眼科で処方された目薬で水分を与えたり、まばたきをしてみてください。
痛みが続いたり、カラコンがそれでもとれなければ、眼科へかかりましょう。初めて使うカラコンや新品の場合には、それを持って眼科を受診するのがおすすめです。
初歩的なところで、裏表が逆だったために痛いということも。指の腹にのせてよく確かめてみましょう。
またわかりにくいですが、破れていて痛いこともあります。他には部分的に乾燥して固くなっていることも。その場合は新しいカラコンと取り換えましょう。
レンズのサイズがご自分の目に合っていないかもしれません。眼科で検査を受け処方されたカラコンであれば、初心者は試着もできますので、まずサイズを間違えることは少ないですが、通販などで購入したものはサイズ間違いの可能性があります。
目に優しいカラコンの楽しみ方!
カラコンは目に悪いわけではなく、誤った使い方をすると目を傷つける危険性があります。なので、眼科で検査をし使い方の指導を受けた上で正しく使えば問題はありません。
カラコンはオシャレアイテムとして、これからも楽しく愛用することができます。デリケートなところに直接つけるカラコンなので、面倒がらずていねいにケアしましょう。
そして週に数日は、カラコンお休みデーをつくって眼を休ませることをしましょう! 目に優しいとはいっても、異物を入れているので目に負担がかかるためです。