眠すぎるのも病気です!もしかしたらあなたは過眠症かも?
どのような時に眠すぎると感じるか、チェックして原因を知れば改善できる可能性があります。ただの寝不足とはちょっと違うと思ったときは過眠症のことも考えてみましょう。早めの受診ができれば軽度のうちに治療ができるので安心です。
「眠すぎる」と感じることはありませんか?
夜遅くなってきて「眠い」と感じるのは当たり前のことですが、前の晩によく眠ったにも関わらず日中やたらと眠気を感じるということはないでしょうか?
眠すぎるほどの眠気を感じてしまう「過眠症」にはあらゆる原因があるとされています。
原因1:うつ病
過眠以外にも気持ちの落ち込みや過食などの症状があって、うつ病を疑う場合にはメンタルクリニックを受診するようにしましょう。
なかにはうつ病を専門とする病院もありますので、通いやすい病院を選んでください。治療に時間がかかることも考えられますが、治療をすれば治るものなので、ゆっくり向き合うことが大切です。
うつ病というと不眠と思われがちですが、過眠の症状が出る場合もあります。いくら寝ても寝足りず、1日の睡眠時間が10時間以上になることも。この場合は非定型うつ病が心配されます。
原因2:睡眠不足症候群
慢性的な睡眠不足であるにもかかわらず、本人が気づかず眠すぎると感じているだけの場合も。
ふだんが仕事や家事などで忙しくしている人や、プライベートを充実させるために睡眠時間を削る人、もともと長時間の睡眠が必要な人におこりやすい症状です。
睡眠時の無呼吸やいびきがある場合は、総合病院の呼吸器科もしくは睡眠外来を。それらの症状がない場合はメンタルクリニックの受診がおすすめです。
原因3:ナルコレプシー
ナルコレプシーの症状のひとつに耐えられないほどの強い眠気があります。たとえ重要な会議やデートの最中でも眠くなるととたんに寝てしまう、睡眠発作が現れることも。
周りの人からすれば、怠けているように見られてしまうことがあるため、社会生活に支障をきたす場合が出てきます。
睡眠不足症候群と同じく、メンタルクリニックへの受診がおすすめですが、さらにナルコレプシーの検査・治療ができるクリニックを選びましょう。
中には、検査は他院に依頼するけれど治療は可能なクリニックもあります。
原因4:生理前の眠気
生理前に訪れる強い眠気を「月経前過眠症」とよび、ホルモンバランスの崩れから引き起こされます。月経前に強い眠気を感じる女性は4割以上おり、女性特有の過眠症と言えるでしょう。
無理して眠気をさまそうとするのは体にもストレスになるので、適度にリラックスしてゆったりすごしましょう。強いストレスがあると、眠気の他に生理中に起こる生理痛やだるさが強くなることもあります。
神経を興奮させるカフェインを控え、体を冷やさないようにして上手に過ごしますが、症状がひどいと感じる時はレディースクリニックを受診しましょう。
眠すぎる眠気対策はどうすれば良い?
先にあげたような強い眠気が起こり、生活に支障をきたすのであれば原因をさぐり症状にあった専門医にかかりましょう。
生活に支障はなくても心配という場合にも医師に相談するのがおすすめです。
眠気覚ましに濃いコーヒーを飲むなど、カフェインを過剰摂取すると逆効果になることも考えられます。
過眠症にならないためにできること
ストレスが過眠症の原因であることが多いので、ストレスを軽くする心がけをしましょう。ですが、忙しい毎日の中でストレスをなくすことの方が難しいですよね。
それなら自分なりのストレス解消法をいくつか見つけてみてはいかがでしょうか? 週1で自分にごほうびをあげたり、体を動かす時間を定期的にとったり。
特に生活のリズムが整うと自然と心と体が元気になってきます。そして、明るい時間に太陽の光を浴びるようにすると気持ちもリフレッシュされるはずです。