下痢になった時に口にするならどんなもの?下痢に効果のある食品は?
下痢に効果が期待できると言われる食べ物について、みていきましょう。実際に下痢になってしまったら、まずはすべて出てしまうまで、なるべく薬を飲まない方がいいようです。下痢止めは、体内にウィルスや細菌を残してしまう可能性があるからです。下痢がどんな状態なのか? どんな食べ物が下痢に効くのか? まとめてみました。
下痢の種類
下痢には、急性の下痢と慢性の下痢など、いくつかのタイプがあります。
◆急性下痢~非感染性~
非感染性は突然の腹痛とともに下痢が起こるもので、暴飲暴食、寝冷え、精神的ストレスなどが原因となります。
◆急性下痢~感染性~
感染性はウイルスや細菌によるもので、腹痛、発熱、嘔吐を伴います。
◆慢性下痢~機能性下痢~
機能性下痢は、3週間以上つづく下痢で、過労、睡眠不足、仕事や対人関係のストレスなどで、過敏性腸症候群のこともあります。
◆慢性下痢~その他~
減などの病気が原因となって下痢が起こることがあります。
下痢を止める食べ物は本当にあるの?
薬のなかった時代、いわゆる民間療法というものが多くありました。
薬ではないので効果は人それぞれですが、下痢の症状を和らげてくれたり、腸の回復を助けてくれる効果が期待できるなど、昔から下痢に効くと言われる食べ物、飲み物をご紹介します。
◆りんご
ペクチンが豊富なりんごは、下痢にも便秘にもよく効くと言われています。医者要らずと言われていることは、皆さんご存知ですよね!
ペクチンは皮に多く含まれているので、皮ごとすりおろして食べることをオススメします。
◆ブルーベリー&ラズベリー
ペクチンもタンニンも豊富な果物です。たくさん食べるのが難しいですが、ヨーグルトなどにいれて食べてみてはいかがでしょう。
ただし、砂糖などを入れてはいけません! 砂糖などの糖分は下痢を招きやすいので、少なめにしましょう。
◆はちみつ
はちみつ(蜂蜜)には、腸内で発生した菌を死滅させるほどの殺菌力があり、下痢についても効力を発揮すると言われています。
下痢が止まらない時には、はちみつ等を紅茶などに溶かして飲んでみましょう。紅茶も腸の収れん効果が高く、下痢に効くと言われているので、最強コンビです!
◆バナナ
栄養豊富なバナナには、下痢にも効果が期待される「カリウム」が豊富に含まれています。
下痢は脱水状態です!ご注意を!
下痢の時は、大量の水分が体内から失われ、それとともにナトリウムやカリウムも失われます。これが脱水状態です。脱水状態になったら、水分補給をしなければなりません。
実はこんな時には、水やお茶よりも食事で補うことをオススメします。例えば、味噌汁やスープを飲めば、ナトリウムやカリウムも摂ることができますよ。
下痢の時に食べて良いものと良くないものとは?
下痢の時は消化のよいものを食べましょう。普段は食べていても、下痢の時にはあまりよくないものもあります。
◆食べてもいいもの
お粥やよく煮たうどんなど消化がいいもの、キャベツや人参など野菜(※やわらかく煮ることが必要です)やリンゴやバナナ、飲み物は、温かいものがいいです。
なるべく柔らかいもの、温かいもの、消化の良いものを摂るよう心がけてください。
◆食べてはいけないもの
玄米、コーン、そばなどの穀類、食物繊維の多いイモ類やこんにゃく、豚バラ、ベーコン、ソーセージなど脂肪分が多いもの、これらは消化が悪いので控えましょう。また飲みモノでは、コーヒーやココアはNGです。
下痢が起こっている時は胃や腸が弱っている時でもあります。それらをいたわるためにも、消化しやすく効果のあるものを積極的に摂るようにしましょう。