内転筋の筋トレ効果とは?筋トレより正しい姿勢が理想のボディラインになる?!
内転筋の筋トレは、その筋肉の大きさからダイエットに効果的と言われています。内転筋を痛めないためにも、筋トレの前後はしっかりと準備体操をしましょう。そして、内転筋などの一部の筋肉を鍛えるよりも日常的に正しい姿勢を保つことで魅力的な身体は手に入れることができます。
内転筋とは?
内転筋は正式には大内転筋と呼ばれる筋肉で、太ももの内側にある筋肉です。この筋肉は恥骨から太ももに渡ってあり、足を挟む運動のときに使われます。
この筋肉が衰えると、太ももが太くなったり、下腹部がたるむなど、だらしない体型へまっしぐらとなってしまいます。
この筋肉は日常生活では正しい立ち姿勢や座り姿勢を維持する時に使う筋肉なため、常にそれらを意識していれば基本的には特殊な運動をしなくとも、きちんと足を揃えて座ったり、足の親指に力を入れて正しく歩くことで発達します。
内転筋はダイエットに効果的?
この内転筋は大きな筋肉であるため、この筋肉を鍛えることで大きな脂肪燃焼効果が得られるとして、ダイエットの効果があると言われています。
また、この内転筋の筋トレは太ももの形をよくしたり、太もものサイズダウンも期待できると言われています。
内転筋に痛みが出たら?
内転筋の筋トレを始めて、内転筋に痛みが出たという人は少なくありません。多くの人は、日頃動かさない筋肉を急に動かしたために筋肉痛になったのだろうと考えるようです。
もしも、内転筋の痛みが内転筋を使うときだけに出るのであれば、筋肉痛の可能性は十分にあります。
しかし、内転筋を大きく動かさないような不意の動きのときや動いていないのに内転筋が痛むときは、筋肉痛ではなく、他の原因が考えられます。
もっとも考えられる原因は肉離れです。硬く、運動不足の筋肉を急に動かすことは、筋肉にとっては大きな負担です。この結果肉離れを起こし、長く痛みが出ることがあります。
内転筋の筋トレの結果、痛みが出ないようにするためには、筋トレ前に十分に筋肉を伸ばしたり、温めたりしましょう。
また、筋トレが終わったあとも急に運動を止めるのではなく、少し歩いたり立ち姿勢でも座った姿勢でもいいので、内転筋の周りを含めた様々な筋肉を伸ばしながら深呼吸をして筋トレ後のケアをしっかり行いましょう。
効果的な内転筋のトレーニングとは?
一般的に筋トレを行う場合、もっとも難しいのは狙った筋肉をピンポイントで鍛えるということです。
人は単純に手を上げるという運動だけでも腕だけの筋肉ではなく、腹部や背中の筋肉を使っています。
そのため内転筋だけを鍛えるというのは、バランスボールやチューブを使った運動で行うと、よほど正確なやり方でないと内転筋以外の筋肉を使ってしまい、肝心の内転筋の筋肉は鍛えられないことになってしまいます。
そのため、内転筋の運動で効果的なトレーニングはあまり、身体を大きく動かさない方法がよいでしょう。
≪内転筋を効果的に鍛えるトレーニング≫
(1)座ったときに、両足の裏が床につく椅子に深く腰掛ける
(2)太ももの間に雑誌や本など、あるいはテレビのリモコンなどでもよいので挟みます。
(3)背筋をそらさず、あごを引く
(4)太ももにものを挟んだまま膝を伸ばします。
(5)椅子の足と足の角度がおよそ45度になるところで静止します。
最初は静止する時間は15秒くらいで慣れて来たら1分程度目指します。このような動きを5回ほど繰り返すことで内転筋は比較的簡単に鍛えることができます。
より魅力的な身体のラインのために
美脚目的やダイエット目的のために内転筋を鍛えるのなら、やはり日常生活での姿勢に気をつけることが効果的です。
最初は正しい姿勢を維持することが難しいと思いますが、一日のうち、気が付いたら行う、ということを繰り返すだけでも一月で習慣化することができます。
一部の筋肉をトレーニングで鍛えるよりも、正しい座り方、立ち方、歩き方を意識することで全身の筋肉を使うことの方が、より魅力的な身体のラインになることができます。