カロリーでは量れない、本当の玄米ダイエットの効果とは
白米を玄米に置き換えるだけで痩せられると評判の玄米ダイエットですが、実は玄米と白米のカロリーの差は大きくありません。玄米ダイエットの効果の理由はカロリーではなく、これから紹介する3つの理由にあるのです。
えっ?白米を玄米に替えてもカロリーは変わらない?
白米を玄米に置き替えるだけで痩せると評判の玄米ダイエットですが、本当でしょうか。
まずは白米と玄米のカロリーを比較してみます。白米ご飯のカロリーは100gで356kcal、玄米ご飯では350kcalです。差はたったの6kcalしかありません。これでは白米を玄米に置き換えるだけで痩せるはずはありませんよね。
それでは玄米ダイエットはインチキダイエットなのでしょうか。いえ、実はカロリーでは量れない玄米ダイエットの効果があるのです。
玄米は食べごたえがある
白米を玄米に置き換えたり玄米を混ぜて炊くと慣れない人は食べにくい、美味しくないと感じることが少なくありません。
玄米の食物繊維は白米のおよそ7.4倍でとても歯ごたえがあります。たくさん噛むと満腹中枢が刺激され、少しの量でもお腹いっぱいになります。
また、現代の食事は噛まなくても美味しい脂分や塩分の多い物が多いので、噛むことに慣れていないと噛まなくては美味しくない玄米は不味く感じます。
主食を玄米に置き換えることで、噛んで美味しさを引き出す赤身の肉や脂肪の少ない魚、豆などの美味しさを感じられる舌になるのです。
主食を玄米にすると痩せやすくなる理由のひとつです。
腹持ちのよさや便秘解消にも
玄米の食物繊維の豊富さは腹持ちのよさにも役立ちます。
主食を玄米に替えただけでいつも食間に減っていた小腹が減らなくなり、結果的にカロリーセーブに繋がることも考えられます。
また、女性に多い便秘の解消にも役立ちます。
玄米は栄養豊富
玄米には豊富なビタミンB群やビタミンEなどが含まれています。
ビタミンB群は糖質や脂質の代謝にかかわり、ダイエットに欠かせない栄養素だといわれています。カロリーが変わらなくても玄米の方が白米より痩せやすくなる理由のひとつです。
しかもビタミンB群は美肌や美髪にも大切なビタミンです。
ビタミンEはアンチエイジングビタミンともよばれ、身体の錆び取りに良いビタミンです。ただ痩せるだけではなく美しく痩せるには玄米は最適な主食です。
玄米で自然な低インシュリンダイエット
低インシュリンダイエット(低GIダイエット)のブームはまだ続きそうです。
食べ物を食べると食後に血糖値が上がります。この血糖値が肥満や糖尿病と密接にかかわっています。
急激に血糖値が上がると急激に血糖値が下がるので、不必要に食べてしまうことにつながります。また、血糖値が高い状態は脂肪の合成や貯蔵を促進します。
玄米は炭水化物でありながら低GI食です。ですから、白米を玄米に替えるだけでダイエット効果が期待できるのです。
玄米の美味しい食べ方
玄米が身体によいのはわかっているけど、美味しくないから続かないという人も少なくありません。食べ慣れれば美味しいのですが、白米に慣れた舌にはハードルが高いものです。
そこで最近話題の玄米の美味しい食べ方を紹介します。
寝かせ玄米って知ってる?
最近芸能人やセレブの間で話題沸騰なのが寝かせ玄米です。
玄米に、1合あたり7gの小豆と少量の塩を混ぜて炊いてください。炊いてから3日間保温状態で寝かせてから食べ始めます。
玄米は独特の歯ごたえとモチモチ感のなさで美味しくないイメージがありますが、この寝かせ玄米はもっちりして玄米が苦手な方でも美味しく食べられます。