痩せるために効果的なダイエット 熱産生トレーニングの方法について
人々が生活するのにはいろいろなエネルギーがありますが、そのなかで熱産生というものがあります。その熱産生というエネルギー消費をしっかり取り入れた「熱産生トレーニング」の方法を知っておくことで、効率的にダイエットできます。
熱産生トレーニングで効率的に痩せるには
ダイエットにおいて、運動は大変有効です。特に水泳や激しいスポーツなどの有酸素運動はカロリー消費に効果的です。
しかしながら、運動が苦手な人にとっては毎日激しい運動を続けていくことは苦痛以外の何物でもありませんし、ダイエットが挫折する大きな要因となります。
そのため、日常生活をしていても消費できる熱産生の原理を使ってダイエットするのが熱産生トレーニングです。
熱産生トレーニングの方法を知っておくことで日常生活の中でも痩せることができます。
そもそも熱産生とはどのようなものか?
ダイエットをしようと思ったら、まず基礎代謝という言葉は聞いたことがあると思います。
それは人が生活するうえで必ず消費するエネルギーのことを言います。基礎代謝は、寝ていても消費するエネルギーです。
それ以外に、歩いたり走ったり食事をしたり・・・などといった日常生活内で消費されるエネルギーがあります。これを、熱産生と言います。
基礎代謝ほどではありませんが、何もしなくても消費するカロリーですので、ここに着目することでダイエットができます。
熱産生トレーニングとはどのようなもの?
実は、その熱産生には二種類あります。
一つが、食事を消化吸収するときに発生するエネルギーである「食餌誘発性熱産生」です。これは、食べ物を消化したり吸収分解燃焼、それから貯蔵などといったときに使うエネルギーのことです。
唐辛子を食べると汗が出てカロリーが消費される、といったように食餌誘発性熱産生の大きな食品を取ったり、食べ方を工夫することでダイエットにもなります。
一方で、日常生活での運動量に対するエネルギーのことを「活動誘発生体熱産生」といいます。
歩いたり走ったり、もしくは物をかんだり運んだりすることで消費されるエネルギーであり、日常生活の方法を少し変えるだけで大きなエネルギー消費につながります。
具体的な熱産生トレーニングの方法とは?
熱産生トレーニングの方法はいたって簡単です。日常生活を送るうえでエネルギー消費をしている事柄に対して少しでも多くエネルギー消費量を上げることです。そうすることで、特別な運動をしなくても痩せることができます。
できるだけ立っておく、それから歩いたり、座っている時間を短くすることです。立っている時は座っている時よりエネルギー消費量が多いですし、歩いている時は座っている時の3倍のエネルギーを消費するといわれています。
そのようなことを頭に入れて、日々の生活を送ります。
たとえば、駅前まで歩いてみたり、エレベーターではなく階段を使う、公共交通機関では立つなどといった工夫によって少しずつ熱産生で消費するカロリーが増えていくからです。
食事内容を考えるともっと効果的です。
熱産生トレーニングは、特別な運動が必要ないですし、生活習慣を変えるだけですのでとても痩せ易いです。
もっと効果を高めるのでしたら、食餌誘発性熱産生も同時にあげていく方法があります。
たとえば、よく噛んで食べたり、熱いものや香辛料の利いた食べ物を食べる、カロリー消費に効果のあるカフェインを摂取したり、炭水化物でなくタンパク質を多めに食べることです。
特に、よく噛むことは誰でも始められるので、今日からでも始めてみましょう。