早食いを治すとっておきのコツはこれだ!!
いつも急いでごはんを食べている方、実はとっても体に悪いことをご存知ですか?早食いは、消化器系の病気を引き起こすだけでなく、口臭や肌荒れの原因にもなります。そこでここでは、早食いを治すとっておきの方法を紹介します!!
自分が早食いかどうか自覚はありますか? 食べるスピードが速いと指摘された経験はありませんか?
同じものを注文したのに、ふと気付くとまわりはまだ食べかけ、なのに自分はすっかり食事が済んでいたなんて経験があったら、もしかして早食いかもしれませんね。
このように、他人から見ても、自分自身からしても食べる速さが速いという人は早食いと言えるでしょう。
また、勘違いしやすいのが食事時間いっぱいかけて食事をしていた場合です。決まった食事時間に、食べる量が人より多ければやっぱりそれも早食いと言えます。
早食いはなぜ悪い??
胃腸に負担をかけてしまう!!
早食いをすると、食べ物を噛む回数が少ないので、そのまま食べ物が飲み込まれることが多くなります。
ほとんど噛まずに飲み込まれてしまった食べ物は、胃腸に負担をかけてしまうので、消化不良を起こす可能性が高くなります。すると、下痢や軟便になってしまいますよ。
食べ過ぎが原因で太ってしまう!!
脳にある満腹中枢が刺激されるのは、食事を始めてから15分~20分くらい後と言われているので、早く食べれば食べるほど「お腹いっぱい」と感じる前に大量に食べ物をかきこんでしまいます。
要するに、早食いをすると食べ過ぎてしまい、どうしても摂取カロリーが多くなります。すると、どんどん体重が増加してしまうので注意が必要です。
最近、太ったなと思う方は、これが原因かもしれませんよ。
虫歯になりやすい!!
人間は噛むことで口の中に分泌される唾液が増え、口内環境を整えてくれます。
従って、食事の際に噛む回数が少ないと唾液の分泌量が減り、虫歯のリスクが高くなります。
噛まないと病気のリスクが上がる!!
栄養面でも噛まない食べ方は問題があります。
虫歯なども含めて咀嚼に問題がある場合、栄養が偏るようになることが分かっています。
ミネラルやビタミン類、食物繊維の摂取量が少なくなり、穀類からのエネルギーの摂取が多くなると言うのです。
噛む人と噛まない人では知らない間に栄養摂取状態が変わってきてしまうのです。そして、これは生活習慣病など全身の健康に後々影響してきます。
野菜や魚を摂らなければ心臓病、心筋梗塞、高血圧症など心疾患のリスクが高まります。穀類からの過剰なエネルギー摂取は、肥満や糖尿病のリスクに繋がります。
早食いを治すコツ
とにかく30回噛もう!!
早食いを治すにはとにかく一口につき30回ほど噛むのが理想ですが、これは今まで早食いをしてきた人にとって、とてもハードルが高いです。
従って、なかなか1口30回噛むことを実行できない方は、まず1口目だけ30回噛んでみましょう。
最初の1口目で毎回30回噛んでいると徐々に体が感覚を覚えていくので、2口目以降もいつもよりも噛めるようになり、結果的に食事時間がゆっくりとなって早食いから脱出できますよ。
一口入れたら箸を置こう!!
早食いを治したいなら、ずーっと御箸やスプーンを食事中に握るのはやめて、一口食べるごとに箸を置きましょう。
これをすると、噛んでいる時は箸を置き、飲み込んだら箸を持つという動作を行うことになるので、次々に食べ物を口に入れることがなくなります。
また、食べ物が口に入っているのに次々と食べ物をいれようとすると、どうしてもクチャクチャと音が出てしまいますが、飲み込んでから口に運ぶと音が立たなくなり、周りの方に不快な思いをさせることがなくなりますよ。
小さいスプーンを使おう!!
早食いの方の傾向としては、一口に運ぶ食事の量が多くなってしまうことが多いので、小さなスプーンを使って1度に食べる量を制限しましょう。
小さいスプーンを使うと口に運ぶ回数が増え、必然と食事の時間が長くなり、早食いを防止できます。カレーライスや丼の時に、ぜひ実践してみて下さいね!!
ながら食べは絶対NG!!
スマホを見ながら、テレビを見ながらなど何かをしながら食べると、早食いになりやすくなります。
食事の時は食事に集中して、味わって食べるようにしましょう。
時計を計って食べてみよう!!
タイマーを計って食事をするのも効果的です。
理想は20分くらいかけて食べることが良いですが、今まで早食いが習慣になっている方は、20分は辛いものがあります。
従って、最初は5分からスタートして、10分、15分、20分と徐々に伸ばしていくようにしましょう。
早食いの習慣から抜け出す食材選び
ゆっくりよく噛むには、「食材を工夫すること」も必要になってきます。なぜなら現代は食も欧米化して昔と違って柔らかい食事が多いからです。
レトルトなど時短になる便利なものがたくさんある世の中です。食物繊維が豊富な根菜やきのこ、海藻、玄米・・・食べてますか?
ぜひ「噛み応え」を食材選びの視点に取り入れてみましょう。
もう1つの視点としては、「食べにくい」というのも大切です。
骨を取り除きながら少しずつ食べ進めなければならない魚、食べてますか? 食べるのに少し面倒な食材を使うことが早食いの習慣から抜け出す近道です!
早食いを直すぞという強い意志を持って、習慣化するまで続けることが必要です。
皆で楽しく食事をしよう♪
食事は、義務でなく楽しむものです。できるだけ家族揃って食事をし、会話も楽しみながら食事をしましょう。自然と早食いが治りますよ。