GI値の低い天然の甘味料、アガベシロップでダイエット!
アガベという植物をご存知ですか?メキシコを中心に生息する多肉植物で、この中のブルーアガベという種から作られたシロップは、砂糖より甘みが強く、カロリーが控えられるうえに、低GIでデトックス効果もあると言われています。毎日の生活にうまく取り入れて、アガベシロップでダイエットをしましょう。
メキシコを中心に生息する植物、アガベ。
リンゴより低いGI値。
メキシコを中心とした地域に生息するアガベという植物には250以上もの種類があり、テキーラなどお酒の原料にもなります。日本ではリュウゼツランという名の観葉植物として知られています。
このアガベの中でも「ブルーアガベ」という種の根茎の部分に含まれた糖分から作られたシロップは、砂糖の1.5倍もの甘味があるためカロリーを控えることが可能です。
さらにダイエット効果が期待できるだけでなく、リンゴやグレープフルーツよりもGI値が低いため、血糖値をコントロールできることも知られています。
GI値というのは、摂取された食品が体の中で糖に変化し、血糖値が上がるスピードをブドウ糖を100として表した値であり、ハチミツやメープルシロップが約75であるのに対しアガベシロップは約21といいますから、その低さがわかります。
美肌効果、デトックス効果も。
アガベシロップの魅力は、ダイエット効果とGI値が低いことだけではありません。
アガベシロップには、腸の中で善玉菌のエサとなり、腸内環境を改善するように働く、オリゴ糖も含まれています。腸内環境がよくなると、食べたものがスムーズに消化、吸収されるようになりますから、美肌効果も期待できます。
さらに、アガベシロップにはイヌリンという水溶性の食物繊維が含まれていることがわかっています。食物繊維は、腸の中で毒素を包むようにして体の外に排出する役割をしてくれますから、デトックス効果も期待できるのです
アガベシロップの上手な使い方。
アガベシロップはクセのない上品な甘さで、水にも溶けやすいものですから、コーヒーや紅茶を飲む際に、お砂糖の代わりに入れたり、フレンチトーストやホットケーキなどにハチミツやメープルシロップなどの代わりにかけたり、和食をはじめとしたさまざまや料理や、手作りのスイーツにも用いることができます。
甘みが強いために使用量を控えることができますから、アガベシロップでダイエット効果を得ることができます。
アガベシロップを使うときに、気を付けたいこと。
砂糖より甘みが強いのにGI値は低く、オリゴ糖や食物繊維も含まれているので美肌効果やデトックス効果もある、と体に嬉しい効果ばかりのようなアガベシロップですが、摂りすぎると体に良くない影響が出ることもわかってきました。
アガベシロップには果糖であるフルクトースが約80%と高い割合で含まれています。
このフルクトースはブドウ糖であるグルコースとは異なり、血液中でほとんど分解されることがなく血糖値の上昇を抑えることができるのですが、その代わりにそのまま肝臓に到達して、肝臓で消化および吸収が行われることになるため、肝臓への負担がとても大きくなるのです。
アガベシロップを摂りすぎると、肝臓に脂肪がつきやすくなってしまい、中性脂肪などの問題につながるといえます。
このように、ダイエット効果や美肌効果があるからとアガベシロップを摂りすぎると、かえって体内の脂肪を増やしてしまうことになりかねません。
アガベシロップの中には低フルクトース値の製品もありますから、アガベシロップを購入する際は低フルクトース値のものを選び、摂りすぎには注意するようにしたいものです。