ケアが間違っているのかも?!デリケートゾーンが乾燥する原因と対処法
デリケートゾーンが乾燥すると感染症リスクが増加したり、黒ずみや皮膚の硬化の原因にあります。乾燥を防ぐためには刺激の少ない石けんでこまめに洗うこと。入浴後にしっかりと水分を拭き取り保湿をすることが大切です。さらに布ナプキンの使用や体内の乾燥を予防、改善するために白湯を飲むことも有効です。
デリケートゾーンが乾燥する原因と対処法
デリケートゾーンは他の皮膚に比べて皮膚が薄く、保湿力が弱いという特徴があります。また、衣類などの摩擦が多いことも乾燥の原因となっています。
デリケートゾーンの乾燥は、一般的に加齢によってどんどん乾燥しやすくなると言われています。乾燥すると、免疫力が低下し感染症にかかりやすくなったり、黒ずみができるなど美容面でも健康面でも良いことはありません。
今回は、このデリケートゾーンの乾燥を防ぐ方法について解説します。
【1】ケアはこまめに
デリケートゾーンのケアはこまめに行います。できれば1日2回、少なくとも1日に1回は行いましょう。
ただし、通常の石けんやボディーソープを使って洗うと刺激が強くなり、負担をかけることでますます乾燥しやすい状態になるので、デリケートゾーンを洗うときにはデリケートゾーン専用の石けんを使うか、石けんを溶いたお湯で流すようにしましょう。
【2】保湿は十分に
入浴後はワセリンやベビーオイルなどを薄く塗って保湿します。とくにお風呂上がりにはデリケートゾーンの水分をしっかり拭き取ってから保湿することが大切です。
皮膚に水分がついていると、かぶれや湿疹などの肌トラブルの原因になったり、保湿クリームやオイルがデリケートゾーンの皮膚に浸透しにくくなります。
乾燥がひどく、かゆみがでる場合にはトイレごとにデリケートゾーンを洗うこと、水分を十分に拭き取ること、そして保湿します。
デリケートゾーンの水分を拭き取るときにゴシゴシとこすると皮膚が傷ついたり、皮が薄くなりより乾燥がひどくなることがあります。デリケートゾーンの水分はこすらず、軽く押し当てて吸水させるようにして拭き取りましょう。
【3】布ナプキンを使う
デリケートゾーンの乾燥の原因は、ナプキンにあるかもしれません。
日本のナプキンは性能が良いことで世界的にも有名ですが、デリケートゾーンを冷やしてしまうという問題点があります。これはナプキンやタンポンが化学繊維でできており、経血を冷やすことで吸水後にサラサラにするためです。
経血によって蒸れやかぶれを予防する代わりに、患部が冷えてしまうためにデリケートゾーンの乾燥や生理痛の悪化、あるいは出血の増加の原因になっています。
手軽でよい商品ですが、デリケートゾーンが乾燥しがちな人には向いてきません。そのような人は布ナプキンに変えましょう。
【4】白湯を飲んで腸の乾燥を防ぐ
デリケートゾーンの乾燥の原因は、体内の水分不足である可能性もあります。
とくに真水を飲まない人やコーヒーや飲酒の習慣がある人は水分を摂取していても、利尿作用でより多くの水分が体外に排出されています。そのため、体内の水分が減ってしまっているのです。
体内でもっとも水分のある臓器は腸です。腸は1日に9リットルもの水が通す器官であり、また水分を保持する器官でもあります。
下痢や水分の不足などで腸内の水分が減ると、デリケートゾーンはもちろん、唇や目などの粘膜も乾きがちになります。
このような腸の乾燥を改善するために有効なのは、白湯を飲むことです。
味気のないのが気になる人は、塩をひとつまみ入れます。塩を入れることで体が温まったり、内臓の機能がより向上すると言われています。