【髪の傷みケア】健康で美しい髪の毛を取り戻すための、ヘアケアポイントとは?
髪の傷みケア、皆さんは何をしていますか?トリートメントなども効果的ですが、毎日の”当たり前”になっている、シャンプー・ブロー・ブラッシング・食事に、大切なポイントがあるのです。毎日のヘアケアで、健康な髪の毛を取り戻しましょう!
髪の傷みケア、何をすればいいの?
髪の毛の手触り、サラサラがいいですよね。
ザラザラ手触りは、髪の毛のSOSです。
カラーリングやパーマ、ドライヤーでのセットで、髪の毛の痛みを気にする方が多いようです。
皆さんはどのようなケアをしていますか?
一度傷めた髪の毛は、修復できないのをご存じですか?
より丁寧なケアをして、傷みを進行させないことしかできません。
毎日のケアでは、どのような事に気を付けたらいいのでしょうか?
シーン別に見ていきたいと思います。
毎日のケアを頑張って、魅力的な髪の毛を手に入れましょう!
まずは、髪の毛について知ろう!
魚のウロコのようなキューティクル。密に整っているのが健康な状態です。
中央部にある「メデュラ」、髪内部を構成する「コルテックス」を、もっとも外側にある「キューティクル」が保護しています。キューティクルは、魚のウロコのような形をしています。これが密で整っている状態の髪の毛が、健康な姿。痛んだ髪の毛は、このキューティクルがトゲトゲになっていたり、剥がれ落ちたりしている状態です。いったん壊れたキューティクルは、再生できません。
髪の毛の成分はほとんどがたんぱく質。
パーマやカラーリングはもちろん、日々のブローの熱によっても、たんぱく質はゆがんでいきます。ゆがんだたんぱく質は、髪から流出しやすくなり、スカスカになった髪はさらに傷みが加速します。内部がスカスカになった髪は、水分を吸収しやすいため、雨の日の湿気で膨張したりします。
ケアのポイント1.洗い方
毎日のシャンプー、どのようにしていますか?
髪の毛に優しい洗い方をしましょう。
髪の毛の洗い方によっては、髪の毛をさらに傷めてしまう事になります。
シャンプーの際に気を付けたいケアポイントは、次の点です。
1.洗う前にブラッシングする。
→ 地肌についた汚れを浮かせることができます。また、洗う前に絡んだ部分をほぐしましょう。
2.しっかり髪を濡らす。
→ しっかりと髪の毛が濡れていないと、髪同士の摩擦が強くなり、髪を傷めてしまいます。
3.指の腹でマッサージするように洗う。
→ 地肌を洗う事が大切です。髪の成長には、地肌の血行をうながすことが大切です。また、髪同士の摩擦を少なくするためにも、しっかりと泡立てましょう。
4.しっかりとすすぐ。
→ シャンプー・トリートメントが地肌に残らないよう、しっかりとすすぎましょう。
当たり前の洗い方のようですが、この“当たり前”を続ける事が大切になります。
また、水温にもポイントが!
適している温度は、40度。温度が高すぎると頭皮を傷める事になり、温度が低すぎると毛穴が開かず、皮脂をしっかり洗い流すことができません。
また、朝・夜と何度もシャンプーをする方がいますが、シャンプーのやりすぎは、頭皮の油分を奪います。頭皮は油分を補うため、皮脂の分泌をふやします。その結果、きちんとシャンプーをしているのに、油っぽい髪になってしまう事があるので、注意しましょう。
ケアのポイント2.乾かし方
タオルとドライヤーで、乾かしましょう。ゴシゴシとこするのは、NGです。
気を付けたいケアポイントは、次の点です。
1.まずは、タオルで水分をとる。
→ 頭皮を包むように、タオルで水分をとっていきましょう。ゴシゴシとこすっては、キューティクルがはがれてしまいます。
2.洗い流さないトリートメントを塗りこむ。
→ 毛先を中心に塗りこみましょう。ドライヤーの熱への保護にもなります。
3.ドライヤーは、頭皮から15cmはなす。
→ 近すぎるドライヤーは、髪のキューティクルを壊す原因になります。
濡れた髪は、キューティクルが立ち上がり、とても傷つきやすい状態です。ある程度乾くまでは、ブラシは使わず、指を使っていきましょう。
「ドライヤーは髪の毛に悪いから、自然乾燥にしている」という方もいます。
一体、どちらがいいのでしょうか?
答えは、「適度にドライヤーを利用して早めに乾かしたほうが、髪のために良い」です。
自然乾燥の事については、次にくわしくみていきたいと思います。
ケアのポイント3.ブラッシング
・毛先から順にブラッシングする。
→ 根元からのブラッシングは、髪の毛の絡みを大きくし、髪の毛にダメージを与えてしまいます。
ブラッシングには、髪の毛についたほこりや汚れを落とす効果があるだけではなく、頭皮の血行もよくします。髪の毛の成長には、頭皮の血行を良くすることが大切です。
また、皮脂の分泌も良くなり、余分な角質を落とす効果も期待できます。
ケアのポイント4.食事
・バランスの良い食事が、体、そして髪にも良いのです。
「ワカメが髪の毛にいい!」という事、よく言われていますよね。確かに、ワカメなどの海藻類は、髪の毛の成長に必要な栄養素をもっています。しかし、ワカメだけを重点的に食べても、総合的な効果は得られません。
ワカメと髪の毛の関係については、次にくわしく見ていきたいと思います。
シャンプーの後は自然乾燥がいいの!?
あなたは、自然乾燥派?それともドライヤー派?
自然乾燥が髪の毛にいいというのは、本当?
「ドライヤーは髪を傷めるから、自然乾燥にしている」という方もいますが、自然乾燥が、必ずしも髪の毛に優しいわけではないのです。
乾かさないでいると、どういう事が起きるのでしょうか?
濡れた髪は、キューティクルが開き、ブラッシングなどでも簡単に傷ついてしまう、とても無防備な状態になっています。
乾かさずに寝てしまうと、枕との摩擦で、髪を傷める事になるのです。
また、十分に乾かしていない頭皮は、雑菌が繁殖しやすい環境でもあります。フケ・かゆみ、臭いの原因になります。
また、生乾きの状態が続くと、頭皮が冷たくなってきます。頭皮の血行が悪くなると、髪の毛の成長にも影響がでてしまいます。
ワカメが髪にいいってほんと?
ワカメを食べれば、髪の毛が強くなる?
バランスの良い食事が、強い髪の毛を作ります。
「髪の毛のためには、海藻を食べるといい」と、聞いたことがあります。
ワカメをたくさん食べると、髪の毛が増えるとか、髪の毛が早く伸びるとか、聞いたことありませんか?これは本当なのでしょうか?
私達の体の中で、髪の毛が作られる時には、いろいろな“酵素”が働きます。
その際、鉄・亜鉛などの“ミネラル”が必要となります。
この”ミネラル”が豊富に含まれているのが、海藻類なのです。
海藻類は、各種ミネラル・食物繊維を豊富に含んでいます。
また、海藻類には“ヨード”が含まれています。
”ヨード”を含んだ食品は、甲状腺の働きを促して、髪の毛の発育をよくすると言われています。
そして、髪の毛の主成分は“たんぱく質”。
海藻類と、大豆製品・鮭・鶏肉などのたんぱく質を一緒にとると、髪の毛の成長によいと言われています。
海藻が、髪の毛にいいというのは本当のようです。
ただし・・・海藻ばかりを多量に食べても、思うような効果は得られません。
いずれにしても、“バランスのよい食事”が、髪の毛にもいいということになります。
痛んだ髪の毛のためにできる事
トリートメントで、髪の毛を労わることもいいのですが、毎日のケアの“当たり前”のような事を、しっかりを丁寧に続ける事が、髪の傷みを防ぐ大切なポイントになります。
そして、最初にも説明しましたが、一度痛んでしまったキューティクルを修復することはできません。傷みの進行を抑えるケアをすることになります。
髪の毛のサイクルは、4~6年と言われており、このサイクルで抜け替わっていきます。
大切な髪の毛、傷めないように、毎日のケアで気を付けていきましょう。