え?こんなところに白髪?遺伝だけじゃない若白髪の原因とは?
最近では、芸能人も気にしている人が多いといわれる若白髪。この若白髪の原因は、よく言われる遺伝だけでしょうか?でも最近では小学生まで白髪が発見されるとか。遺伝以外の若白髪の原因や対処方法を調べてみました。
若白髪とは?
何歳まで若白髪、というか?
ネットで、若白髪の話題で有名なのが、俳優の塚本高士さんや瑛太さん、女優の北川景子さん、さらになんと英国ウイリアム王子妃であるキャサリンさん。
男性ですとかっこいい、と称されることもありますが、女性の場合は無責任にも、みっともないと批判されてしまうことも。
塚本さん、瑛太さん、キュサリン妃は1982年生まれ、北川さんは1986年まれです。40代になると加齢での白髪はしょうがない、とみる傾向がありますが、さすがに30代前半までは若白髪、と言われますね。
10代以下でも白髪が?
なんと、小学生1万人の中で3、4人に白髪が見つかるそうです。確かに筆者の知り合いにもいますね。
白髪は遺伝の要素が多いのは確かですが、それでも小学生や10代で白髪、となると遺伝以外にも若白髪の原因がありそうです。
白髪のメカニズム
白髪はどのようにできるのでしょう。
髪の根元、髪が生まれる部分である毛母細胞の間にある、メラノサイトで色素が作られるために、髪は黒くなります。なんらかの原因でメラノサイトが正常に働かなくなると、色素が作られないので白髪になってしまいます。
メラノサイトが働けないのは、
メラノサイトが色素を作り出すためには、チロシナーゼという酵素が必要なのですが、加齢とともにこの酵素は減っていきます。だから歳をとると自然に白髪になるんですね。
しかし若白髪は、加齢以外の原因で、この酵素がしっかり働けない状態にある、と言えます。
ストレスが原因
ストレス社会である現代。人はストレスがかかると、全身の血管が収縮し緊張状態になります。
血管が収縮すると、血液の通る道が狭くなり、血行も悪くなってしまいます。血液の量が減ると運ばれる栄養も減ります。結果的に十分な栄養がメラノサイトに運ばれずに、色素を作り出すことができない場合があります。
さらにストレスは自律神経に悪影響を与え、白髪だけでなく、倦怠感やめまいなどを引き起こすこともあり、決して軽視はできません。
マッサージで血行促進
ストレスで緊張状態にある頭皮の血管を和らげるには、どうしたらいいでしょう。
もちろん原因となるストレスを取り除くのがいいのですが、そうそう簡単にはいかないもの。そんなときは、「大丈夫さ」と自ら気分を解放させてあげることと、別のことでストレス発散するのが有効。
ストレス発散と血行を促進してメラノサイトの働きを高めるために、頭皮をマッサージするのも効果的です。指先で円を描くように、頭の下から上に向かって移動しながら、少しずつマッサージしてあげましょう。
やりすぎは逆に頭皮を痛めるので、1回5分を、一日二回程度でオッケー。必ず指の腹を使って、爪を立てないように気を付けてくださいね。頭皮マッサージ用の器具も販売されていますね。
この時代に栄養不足?!
ストレスにより、栄養が十分に毛根にいきわたらないだけでなく、もともと体内の栄養が足りない場合があります。女性の場合陥りがちな、ダイエットによる低栄養に気を付けましょう。
髪の毛はたんぱく質からできています。良質のタンパク質であるお肉の赤身や魚、豆類など取りましょう。また、健康な髪の毛にはミネラルやアミノ酸、ビタミンなども大切です。
特にミネラルは、酵素であるチロシナーゼが正常に働くのに大変重要な栄養です。ワカメが髪の毛にいい、とよく言われるのはこのせいでしょうか。
最近では、白髪専用のサプリメントも販売されています。
10代の若白髪は治りやすい?!
一時期のストレスで、10代で白髪になったとしても、そのストレスに対処して栄養をきちんととれば、白髪が治る場合が多いようです。
また甲状腺疾患、悪性貧血、尋常性白斑など病気の場合は、その原因となる病気を治療すれば元に戻ります。
あまりにも突然白髪になった場合は、病院でまず診察を受けましょう。病気ではない、とわかったら、生活改善に取り組みましょう。