大丈夫!?カラーリングの若年化。子供のヘアカラーは何歳から?

大丈夫!?カラーリングの若年化。子供のヘアカラーは何歳から?

近年では未成年でも髪のカラーリングを楽しむ人が増えてきました。でも、子供がヘアカラーをして害はないのでしょうか。モラル的なことを脇に置いて、健康上では本当はヘアカラーは何歳からはじめても良いのか年齢の目安と、その理由をまとめました。

賛否両論!?子供のヘアカラー

最近は子供でも髪のカラーリングをしている子が増えてきました。子供にヘアカラーをするなんて虐待でしょ!? 不良かしら? と目を剥く人もいれば、それぞれ事情があるのだから仕方ないと考える人もいます。

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ヘアカラーしたい理由

おしゃれで子供がヘアカラーをするのは賛否両論ですが、近年では高校生くらいでヘアカラーをはじめる子が増えています。中には夏休みなどを利用して小中学生でもヘアカラーをする子もいます。

また、生まれつきの髪の色が周囲と異なっていていじめやからかいに悩んでいる、モデルなどの芸能活動をしているなどヘアカラーをせざるをえない事情を抱えている子供もいます。

それでは、ヘアカラーは何歳からできるの?

それでは、ヘアカラーは何歳からできるのでしょうか。
3つの観点から検証してみました。

市販のヘアカラーは何歳から?

ドラッグストアに行くと子供の興味を引くようなパッケージのヘアカラーが並んでいます。しかし、一般的に大人用の医薬品や医薬部外品、化粧品は子供でのテストは行なっていません。

少なくとも医療機関で小児とよばれる15歳未満で使うのはやめましょう。15歳を過ぎても子供の肌は大人の肌と違い、敏感でバリア機能も未熟です。できればヘアカラーは18歳を越えてからにしたいものです。

ケミカルカラーが危険なのはもちろんですが、ヘナなどのナチュラルカラーも案外刺激が強くかぶれる人も少なくありません。「○○だから安心」ということはありません。

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子供の肌はバリア機能が未熟

サロンのヘアカラーであっても、子供への施術はできれば避けるべきです。子供の肌は角質が大人より薄く、バリア機能が未熟です。大人なら何でもない刺激でもかんたんにトラブルが起きます。

子供といわれる時期を過ぎても、思春期に入ると今度はホルモンバランスが崩れ、また肌が敏感になります。ヘアダイやヘアカラーで顔が腫れ上がったり、かゆみが止まらなくなる患者は毎年出ています。

ヘアカラーは少なくとも16歳以上、できれば18歳までは我慢したいものです。

子供の髪は大人の1/2の細さ?

幼児の髪の毛はサラサラしてきれいですが、成人と比べ、とても細いものです。子供に大人と同じようにブリーチやカラーをすると、大切な髪の毛が痛んで切れたり絡んだり、放置時間が長すぎるとトロトロと溶けてしまうことすらあります。

髪質と言う観点からも、15歳以下のカラーリングは避けるべきです。

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それでもどうしてもヘアカラーしたい場合は?

少なくとも15歳までは、できれば17歳まではヘアカラーをすべきではありません。

しかし、生まれつき髪の色が他人と異なっていたり、若年性の白髪に悩んでいたりしてどうしてもヘアカラーをしたい子供もいます。髪の色に悩んでいる場合は、できるだけ親御さんが学校などとの間に入って、そのままの髪でも暮らせるように子供を守ってあげましょう。

おしゃれ染めをしたいと言われたら、できるだけ子供の気持ちを受け止めた上で、上記の観点から説得をしてカラーリングを始める年齢を遅らせてください。

それでもどうしてもという場合は子供の施術の経験のあるサロンでしっかりとカウンセリングとパッチテストを行なってから自己責任でヘアカラーをしましょう。

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