頭皮ケアで育毛は難しい?!全身の血行促進こそ薄毛対策になる!?
頭皮ケアで育毛することは薄毛対策にとって有効な方法だと信じられてきました。しかし、最近では頭皮だけでなく、全身の血行を促進することで抜け毛予防や育毛促進につながるとして注目を集めています。とくに刺激の強いシャンプー剤の使用を避け、洗髪はソフトに行うことが基本です。
頭皮ケアで育毛は古い?
頭髪の問題で悩む男性は年々増加傾向にあり、現在では1300万人から4000万人にも上ると言われています。薄毛の男性にとっていかに脱毛を減らし、育毛を促進するのか、ということはとても大きな問題です。
この解決方法として、以前は頭皮のケアがもっとも重要だと考えられていました。頭皮に毛根があり、この毛根を丈夫にすることが薄毛対策では効果的で効率的だと信じられてきたからです。
この毛根を守るために必要なこと、それが頭皮ケアです。頭皮を清潔にし、過酸化脂質を取り除き、さらに頭皮に栄養を与えることが有効だといわれてきました。
確かに、頭皮ケアは一定の効果をあげる場合もありますが、全ての人が満足いく結果を得られていないというのも事実です。
洗いすぎも頭皮の負担に?
頭皮ケアのしずぎが、かえって薄毛を助長するという人もいます。それは、育毛効果のあるシャンプー剤などの過度の使用や、刺激の強い育毛剤の使用で頭皮に負担がかかるためです。
とくに、シャワーなどで洗い流される髪の毛の数は、洗髪する回数が多いほど増える傾向にあります。
また、薄毛の男性は頭皮を清潔に保ちたいという強い気持ちから、頭皮をゴシゴシと強く刺激しながら洗う人も多いようです。
髪の洗い方は限りなくソフトに
抜け毛を予防するためには、洗髪をするときに頭皮を優しくマッサージしながら洗うことが大切です。薄毛の人はただでさえ毛根が弱っている場合が多いため、そのような毛根をゴシゴシと洗うことで簡単に抜けてしまうからです。
また、日常的な汚れはお湯で洗うことで十分に落ちることもかわっています。そのため、刺激の強いシャンプーよりも、頭皮に負担をかけない無添加のシャンプーにする方が効果的と言われています。
血行不良は頭皮だけを改善しても意味がない
また、頭皮ケアの基本に血行促進がありますが、頭皮部分だけの血行を促進しても実は意味がないとも言われています。
その理由は、頭皮だけの血行を一時的に良くしても、十分な栄養が供給されず、老廃物も流されていかないからです。そのため、育毛のためには全身の血行をよくすることが大切です。
その方法として、有効なのは全身運動です。とくに下半身を良く動かすことが有用です。また、半身浴や足湯などで足元を温めることも薄毛対策には有効です。
内臓を冷やすと血行不良になる
ただし、どんなに運動や足元を温めても、内臓が冷えれば血行不良が起こります。そのため、育毛を目指すなら内臓を冷やさないことが重要です。
例えば、内臓を冷やす習慣としてお風呂上がりに冷たい飲み物を飲む、冷えたビールを飲む、素足でフローリングを歩くなどがあります。
とくに冷たいビールなどのアルコール飲料は内臓を冷やすだけでなく、老廃物を代謝する肝臓に負担をかけるため、二重の意味で育毛にとって悪い習慣といえます。
どうしてもビールなどの飲酒をしたいときには、常温か熱燗などの温かいアルコールを摂取するようにしましょう。
男性にも有効な冷えとり
女性の間で一時、ブームになった『冷えとり』は、実は薄毛に悩む男性にも有効だと言われています。その基本的な方法は半身浴、腹八分、そして靴下の重ね履きです。
とくにデスクワークや40代以上の男性は下半身から冷えることが多いと言われています。下半身の冷えは薄毛はもちろん、体力の低下、睡眠の質の低下、白髪の原因にもなると言われています。
いきなり、すべてのことを行うのは難しいかも知れないので、まずは家にいるときには靴下の重ね履きをすることから始めてみるとよいでしょう。