手荒れの予防をして冬に備える!やっておきたいハンドケアと手荒れの原因
手荒れの予防をしておけば、冷え込みと共に乾燥がひどくなっていく秋冬にひび割れなどで悩まされることが少なくなります。また現在では一年中手荒れに悩む人もいるほど。ここでは手荒れの予防に役立つハンドケアと生活の中でできる手荒れの原因について説明します。
手荒れの予防のスタートは早めに
肌の乾燥はエアコンを使用している夏場でも起こるので、夏のうちから手荒れ対策を行っている人は少なくありません。
季節を考えて手荒れ対策を始めるのであれば、9月上旬から中旬あたりよりスタートするのが理想です。
気温が少しずつ下がり始め、エアコンをつけなくても過ごせる日が増えてくると湿度が低くて過ごしやすい分、肌の乾燥が心配になってきます。
手荒れはなぜおこる?
外気の乾燥
季節によって起きる手荒れは外気の乾燥の影響が大きいもの。夏の暑い間は空気がじめじめとしており、湿度が豊富に含まれているため肌から奪われる水分は少なくすみます。
しかし、寒くなってくると空気中の水分量が次第に減ってきて乾燥するように。そうなると、肌の水分も外へ逃げやすくやり乾燥からの手荒れが起こりやすくなります。
また、いつでもお湯が使える環境で家事をするのは便利ですが、手肌にとっては皮脂を落としやすくなり、さらに乾燥を招くことに。
肌のバリア機能の低下
季節を限らず一年中手荒れに悩まされている人も最近では少なくありません。
というのも、仕事柄エアコンの効いた環境で長時間過ごすことが増えているからです。室内の空気は常に乾燥した状態になるため肌の水分がいつも奪われやすい状態にあることに。
すると肌は自分で守ろうとして皮脂を過剰に分泌したり、べたつく皮脂が気になって何度も洗ったりしているうちに手肌のバリア機能が衰えて、手荒れしやすくなります。
洗剤の影響
食器用洗剤などの強力な洗浄成分が入った洗剤を使うことも、手荒れを招く原因のひとつ。
肌は皮脂を分泌して乾燥を防ぎ、角質など何層にもなった構造で体を守ろうとしています。しかし、洗浄力の強い洗剤は汚れを落としやすい分必要な手肌の皮脂まで洗い流してしまうため、角質がむき出しの状態に。
すると肌は乾燥しやすくなり、手荒れを招く原因になります。
手荒れの予防法
ハンドクリームで保湿
手肌の皮脂や水分が少なくなったところを上手に補うにはハンドクリームを塗ることです。
健康な手の手荒れ予防には水分を閉じ込めるワセリンが使えますが、すでに手荒れが始まっている場合は水分補給を行えるハンドクリームを選びます。
さらにガチガチに角質が硬くなっているときは、尿素配合のタイプを選んで肌を柔らかくするケアを行いましょう。
洗顔など使用回数を減らす
肌がべたつくからといって、すぐに洗顔料やハンドソープを使って洗うことはできるだけ避けます。洗剤に直接触れた分だけ手荒れが起きやすくなるため、どうしても必要と感じる時以外は流水で流す程度にしておきましょう。
ちなみに朝の洗顔も水だけで十分で、それよりも保湿を念入りに行います。
水仕事はゴム手袋を使う
水が手についただけでも蒸発するときに肌の水分を奪っていきます。そして強力な洗剤を使うことは肌のバリア機能低下にもつながるため、水仕事をする時はゴム手袋をして行いましょう。
特に掃除のように洗浄力のある洗剤を使う時は、必ずゴム手袋をして手を保護します。
ふきとるタイプの掃除グッズもありますが、そこにも洗浄成分がついており手荒れを招く原因になりやすいため、同じように手を保護してから使うと安心です。