朝に指がむくむ理由は?指のむくみに隠された病気とは?

朝に指がむくむ理由は?指のむくみに隠された病気とは?

お酒を飲みすぎた次の日には、手足や顔がパンパンにむくむということがないでしょうか?塩分やアルコールが理由で朝に指がむくむことはよくありますが、指のむくみが病気のサインのこともあります。朝に指がむくむ理由とその指のむくみに隠されている病気についてご紹介しましょう。

朝起きたら指がむくんでいる!!

指がむくんでいる!

朝に指がむくむと、昨日飲みすぎたかなとか、塩分の取りすぎかなと考えるかもしれません。

まずは、朝に指がむくむ理由からみていきましょう。

指がむくむのはどうして?

指がむくむのはどうして?

指のむくみが出るのは、身体の中に水分がたまってしまって、身体の外に排出ができていない状態だからです。

むくみは身体や顔に出ていることがあるのですが、それが分かるくらいのむくみではないため、指や足などのむくみに目がいってしまいます。

むくみが起こる理由を3つご紹介しましょう。

【塩分の取りすぎによるむくみ】

塩分をとると体内のナトリウム濃度が上がります。このナトリウムは、水分を多く取り込む性質があり、余計な塩分が入ってくると血液の量を増やして血管を膨張させます。

その結果、毛細血管から細胞へと水分が流れ、むくむことになります。

【同じ姿勢を続けることによるむくみ】

デスクワークなどを長時間続けると、足に血液がたまってしまい、リンパの流れを悪くしてしまいます。足に流れてしまった血液が、心臓へ戻るためのポンプ機能が低下してしまうのです。これによって、むくみがおこります。

【年齢によるむくみ】

年をとると、身体の筋肉が衰えます。ふくらはぎの筋肉が衰えると、心臓まで血液を戻す働きが弱くなってしまいます。それにより、若いころはむくみを感じなかったのに、年をとることでむくみが出てきてしまいます。

このような理由で指がむくんでいる場合は、時間の経過とともに治るため良いのですが、中には指のむくみが病気のサインのことがあります。

指のむくみが病気のサイン!?

指のむくみが病気のサイン!?

指のむくみが病気の兆候の場合があります。どのような病気があるのかをみていきましょう。

【ネフローゼ症候群】

手の指や足、顔にむくみが出る病気です。むくみの他にも、コレステロール値の上昇や血栓ができたりします。

尿がたまりやすく出にくくなり、胸やお腹に水がたまってしまいます。

ネフローゼ症候群は、尿の中にどれくらいの蛋白が出ているのかをみる検査を行い、腎生研をして治療法を決定していきます。

【甲状腺機能低下症】

手や足、目の周りにむくみが生じます。甲状腺機能低下症のむくみは、指で押してもへこまないのが特徴です。

乾燥しやすく、眠気やだるさを伴います。便秘がちになり、体重も増える病気です。抗甲状腺抗体の測定を行い、甲状腺ホルモンを投与して治療をしていきます。

【肝硬変】

肝臓がうまく機能をしなくなると、体の水分調節ができなくなってしまい、肝硬変になります。

肝硬変になると手指のむくみがでたり、足がむくんだりします。また、食欲がなくなってしまったり、極度に疲れてしまったりと体のだるさを感じます。

肝硬変が肝臓がんへ移行することを遅らせるために、合併症をコントロールするための治療を行います。

むくみの解消方法は?

塩分やアルコールなどが理由となるむくみの解消方法についてご紹介しましょう。

むくみの解消をするためには、血液の流れをよくすることが大切です。指のむくみを解消するためには、心臓よりも手を上にあげてバンザイをして、手を握ったり開いたりしてみましょう。

その後、ぶらぶらと手をふって、回してみてください。少しは手指のむくみが解消できます。

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