お風呂で歯みがきをして若返ろう 若返りホルモン「パロチン」とは?
いつも歯みがきは、どこでしていますか?洗面所の鏡の前やテレビを見ながらという方、これからはお風呂で歯みがきをしてみてください。お風呂で歯みがきをすることによって、若返りのホルモンである「パロチン」が分泌されます。お風呂で歯みがきをするとアンチエイジング効果が期待できますよ。
どこで歯磨きしていますか?
夕食後は、すぐに歯みがきをするという方。洗面所ではなく、お風呂で歯みがきに切り替えてみましょう。
お風呂で歯みがきをすることで、唾液に含まれるホルモンの「パロチン」が多く分泌されます。このホルモンの効果や、歯みがきの方法についてご紹介しましょう。
お風呂で歯みがきをするとなぜ良いの?
お風呂で歯磨きをすると、体が温められるため、新陳代謝も盛んになります。お風呂に長く入っていると、じんわりと汗が出てくると思いますが、それは体が温められて、全身の血液の循環が良くなっているからです。
新陳代謝が良くなることで、唾液の分泌量が増えます。この唾液には、若返りのホルモンである「パロチン」が含まれており、私たちにとってメリットが多いホルモンなのです。
若返りのホルモン「パロチン」の効果は?
パロチンは、唾液の中に含まれているホルモンで、私たちの成長をサポートするホルモンです。このホルモンは、耳下腺から分泌される唾液だけに含まれており、骨や歯を丈夫にしてくれたり、体を若く保つことができるように手助けをしてくれます。また、肌の新陳代謝を促進する効果があります。
パロチンが若返りのホルモンだと言われる理由は、皮膚や筋肉、粘膜などの機能を高めてくれるためです。シミやしわができた細胞のターンオーバーをサポートしてくれます。パロチンは、細胞を修復する機能に優れており、健康な肌の再生を促進します。
お風呂で歯みがきのメリット
お風呂で歯磨きをすることで、若返りホルモンの分泌が盛んになりますが、それ以外にもメリットはたくさんあります。
【お風呂だとしっかりと磨ける】
洗面所で歯みがきをすると、なんだか慌ただしくパパッと済ませてしまいがちになりませんか? お風呂に入りながら歯みがきをすると、ゆっくりと丁寧に磨くことができます。鏡を持って歯を1本1本見ながら、しっかりと磨くことができるため、虫歯の予防がきちんとできるでしょう。
【リラックス効果】
お風呂で湯船に浸りながら歯みがきをすることで、リラックス効果を得ることができます。心がリラックスすると、良い唾液が出やすくなります。パロチンもしっかりと出るため、お風呂で歯磨きがおすすめです。
歯みがきをする時のポイント
【歯みがき粉は少なめが基本】
歯みがき粉は、たくさんつければ効果を得られるというわけではありません。歯みがき粉の中には、研磨剤が含まれているため、たくさん使用してしまうと、歯の表面を削り取ってしまうことになってしまうため、大切なエナメル質が傷ついてしまうことにもなりかねません。
またたくさん歯みがき粉をつけてしまうと、清涼感があるため、きちんと磨いた気になってしまいますが、実は歯垢がたくさん歯についていることもあります。そこで歯を磨くときは、歯みがき粉は少なめにして、歯垢を丁寧に落とすつもりで歯をやさしく丁寧に磨きましょう。
【歯垢が残っていると健康にも影響が】
実は、歯ブラシだけでは完全に歯垢を落とすことができません。約6割程度しか磨けていないのです。残りの4割は歯と歯の間に歯垢が残っているため、デンタルフロスや糸ようじで歯垢を取り除かなければなりません。
歯垢が残っていると、歯周病の原因となったり、歯周病菌が全身をめぐるため、血栓が出来やすくなります。動脈硬化や心筋梗塞の原因にも、誤嚥性肺炎、糖尿病になってしまうこともあります。
【毛先が細い歯ブラシを選ぼう】
歯みがきをする時に使う歯ブラシは、なるべく毛先が細くやわらかめのものを選びましょう。細い歯ブラシの方が、歯周ポケットに入り込むことができるため、虫歯になりにくい歯を作れます。
【歯ブラシはペンを持つように】
歯みがきをする時は、歯ブラシをギュッと握らずに、ペンを持つ持ち方で軽く握って磨くことがポイントです。