古くて新しい卵パックで美髪の理由と方法、髪を補修できるって本当!?
抵抗のあった人も試してみませんか。卵パックで美髪になる人が増えています。卵は準完全食品で髪に必要なたんぱく質や脂質、ビタミンなどの栄養が揃っています。この卵をパックに使えば頭皮から毛先まで髪の悩みを解決しちゃうかも。
古代から続く卵でのヘアケア
昔からある美容法や民間療法って近年否定されたり、逆に見直されたりしていますよね。
生卵をシャンプーやトリートメントとして使用するのは実に数千年以上もの歴史があります。日本でも平安時代には既に卵白をシャンプーに使っていたのですよ。
ケミカルなトリートメントやヘアパックの普及で廃れてきた卵パック、お金もかからず本当に効くと再ブレークの兆しなんです。
髪の仕組みとトリートメント
髪の毛の80%以上はたんぱく質でできています。たんぱく質でできた髪を守るのが髪表面のうろこ状のキューティクルです。
髪が痛むと、キューティクルが開いたり剥がれたりして、中のたんぱく質が流失します。それによって手触りはゴワゴワになり、もろくなって枝毛や切れ毛として裂けたりしてくるのです。
トリートメントは、清潔にした髪のキューティクルの隙間から栄養を入れ、スカスカになった内部を補充して髪を補修します。
頭皮美容液を兼ねたものは頭皮に栄養を与えることもできます。
卵の成分
卵はたんぱく質が豊富で、特に卵白の成分のほとんどはたんぱく質です。
アミノ酸スコアという言葉をご存知ですか。私たちの身体に必要なたんぱく質をバランスよく満たすかどうかのスコアで、卵のアミノ酸スコアはなんと100点満点。
他にも脂質やビタミンなど栄養豊富で、ビタミンCと炭水化物以外の必要な栄養素を卵だけで摂ることが可能だといわれています。
卵白と卵黄
どちらも美容効果の高い生卵ですが卵白と卵黄では美容効果がやや異なります。
卵白は汚れを取り、肌の再生を助け、たんぱく質を補充します。卵黄はビチオンなどのビタミンと脂質の効果で老化を防ぎ、しっとりさせる効果があります。
美髪になる!卵パックの方法
全卵パック
ノーマルヘアからダメージヘアまで、気軽に卵パックで美髪を試みるなら手軽な全卵パックです。
1~3個の生卵を軽く泡立て、軽く予洗いしてタオルドライした髪全体につけます。シャワーキャップなどで保護し、10~20分放置して、その後いつもどおりシャンプーやコンディショナーを使いましょう。
卵だけでなく、オリーブオイルやマヨネーズ、ヨーグルトなどを混ぜるのも垂れにくくなってお勧めです。
卵黄パック
ダメージヘアには保湿成分に優れビタミンも補充できる卵黄パックがお勧めです。
卵黄だけでは塗りにくいので、1~3個分の卵黄を蜂蜜やオリーブオイルなどに混ぜ込むのがお勧めです。
卵白料理などで余った卵黄の処理にもいいですし、美白効果が高いと人気のお顔の卵白パックと、髪の卵黄パックを同時に行うと一度に髪も顔もきれいになって卵も無駄になりません。
卵白パック
卵白はたんぱく質豊富なだけではなく、平安時代のシャンプーに使われていたくらい、汚れもよく落としてくれます。頭皮の悩みに特にお勧めです。
泡立てた卵白を頭皮から髪全体に塗って10~20分放置します。
卵パックの心配
卵パック初心者さんの心配は、卵の臭いと、固まるのではないかという懸念です。
まず、卵が固まり始めるのは65度からですので一般的なお風呂の温度では固まりません。熱いお湯には気をつけてください。
臭いですが、洗い流せばほぼ無臭です。生卵は古くなると臭いがきつくなるので気になる人は新鮮な卵を選びましょう。
それでもパック中の臭いが気になる場合は、レモンやキャリアオイルなどの香りを足しましょう。