成功間違いなし?理にかなった箸置きダイエットとは?
テレビでも取り上げられ、脅威の成功率を誇るといわれる箸置きダイエット。実は昔から親から聞いていたことを実践すればおのずと箸置きダイエットになるんですね。今話題の箸置きダイエットとは?箸置きが必要なわけではありませんよ。
ゆっくり食べることについて
小さいころから良く言われたものです、「良く噛んで、ゆっくり食べなさい」と。
何気なく聞いていた言葉ですが、今改めてこの理念はダイエットに最適とわかってきて、箸置きダイエットとして話題になっています。
間違わないでくださいね、箸置きダイエットとは、箸置きでマッサージするわけではありませんよ。
箸置きでどんなダイエットするの?
箸置きダイエットとは、その行為を描写した名前で、別に箸置きでどうこうするわけではありません。しっかり噛んでゆっくり食べるために、一口食べたらお箸をおきましょう、ということです。
では、なぜこれがダイエットになるのでしょうか?
しっかり噛むといいこと。
現代の食事は全体的に柔らかく、そのため現代人のあごも小さくなった、といわれています。
実際、歴史的文献から、卑弥呼の時代、鎌倉時代、江戸時代の食事を再現したところ、現代食よりもはるかにたくさん噛まないと食べられない食事だったようで、卑弥呼の時代に比べると現代が1万回も少ないそうです。江戸時代と比べても半数以下。
しかし、噛むという行為はとても大切で、脳へ血液を送りこむポンプの役割をしていて、流動食の方が痴ほう症になりやすいと言われることと関係しているといわれています。
脳を活発に動かすためにも、毎朝、朝食をよく噛んで食べることは大切です。朝は野菜ジュースやスープだけ、という方もいますが、ぜひ固形物を食べたいものですね。
この脳に血液を送るということと同時に、噛む回数が増えると交感神経によく働きかけられて、三大神経伝達物質の一つであるノルアドレナリンの分泌が促進されるため、脂肪の燃焼を活発にする褐色脂肪細胞を刺激し、ダイエットに効果的です。
しかもよく噛むと唾液の分泌が促進され、その中の酵素であるアミラーゼが良く働き、炭水化物をでんぷんへと分解し、おいしさが倍増します。
褐色脂肪細胞は背中に存在しますので、朝起きたらまず肩をぐるぐる回しストレッチしてから、よく噛んで食べるといいかもしれませんね。
ゆっくり食べるといいこと。
箸置きダイエットで一回一回お箸をおいて食べると、自然と食事時間が長くなります。早食いは太る、とはよく聞くもので、ゆっくり食べることで太らないシステムが作動するんですね。
食事をすると、食べ物が消化されてブドウ糖に分解され、血液に吸収されます。このように血糖値が上がると、脳の満腹中枢が働いてお腹いっぱいだよ、教えてくれるのですね。
この教えてくれるまでが、15分から20分と言われています。ですので、よく噛まないで飲むように食べてしまうと、15分経つ前にあれもこれも、と食べすぎてしまう傾向があるのです。
また、よく噛まないで食べると、消化に余分にエネルギーを使うので胃腸への負担が増え、慢性的な疲労を感じることにもつながります。
どのくらいやり続ければ?
箸置きダイエットとは、良く噛んでゆっくり食べることで結果的に食べる量をコントロールすることがダイエットにつながるものですから、劇的には効果は現れないかもしれません。
2~3ヶ月続ければ効果が感じられると言われています。また、運動やストレッチなどと組み合わせるといいかもしれませんね。