肌がくすむ原因は?加齢で肌がくすむ黄ぐすみの対処法
歳をとるにつれて、だんだんと肌がくすんできたという方、もしかすると真皮が変色する黄ぐすみになっているのかもしれません。加齢に伴って肌がくすむ原因をご紹介しましょう。また、黄ぐすみになってしまった場合、どのように対処すれば良いのかをご紹介します。
加齢に伴うくすみは真皮の変色による黄ぐすみかも?
いつも使っているファンデーションが明るく感じてしまい、暗めのファンデに変更する場合、肌の真皮が変色する黄ぐすみになっているかもしれません。
加齢に伴って肌がくすむ原因と、その対処法をご紹介しましょう。
黄ぐすみとは?
黄ぐすみというのは、加齢によって肌が黄色く変色するくすみのことです。肌の深い部分にある真皮のたんぱく質が、過酸化物質などの影響を受けて変性することで起こります。
肌がくすむ原因はカルボニル化
加齢と伴に肌が黄色に変色していくのは、これまでは紫外線が原因であると考えられていました。紫外線によってメラニンが黒くなって色素沈着を起こし、血行不良となって肌がくすんでいきます。
しかし、ここ数年の研究で、黄ぐすみの場合は、メラニンや血流不足に加えて、真皮自体が黄色になるのではないかということに注目されています。
真皮が黄色になってしまう原因は、脂質が過酸化反応をして、カルボニル化と呼ばれるタンパク質の変性が起こるからです。このカルボニル化は、40代を過ぎたころから多く起こり始めることが分かっています。
肌のくすみの対処法は?
黄くすみが原因の場合、真皮が黄色く変色することを予防する成分であるオリーブ葉エキスが有効です。オリーブ葉エキスは、真皮のカルボニル化を防ぐ効果があることが明らかにされています。
オリーブ葉エキスというのは、オリーブの葉から抽出されたエキスのことで、免疫力を増加させる効果もあります。
オリーブ葉エキスには、オリーブの実よりも多くのポリフェノールが入っており、葉のエキスには赤ワインの約2倍、緑茶の約3倍も入っているのです。
オリーブ葉には強い抗酸化作用があり、殺菌作用であるポリフェノールも入っています。オリーブ葉エキスが入っている化粧水や保湿クリームなどを使って、黄ぐすみ対策をすると良いでしょう。
くすまない肌を作るためにはどうすれば良い?
肌のくすみを作らないための予防法をご紹介しましょう。
【紫外線対策】
肌のくすみの原因の1つである、紫外線対策をしっかりと行いましょう。
肌は紫外線を受けると、肌を守るためにメラニンをつくります。健康的な肌の場合はターンオーバーが行われてメラニンが自然に排出されるのですが、年齢を重ねるとターンオーバーの周期が遅くなり、シミとなってしまいます。
日焼け止めや帽子、日傘などで紫外線対策をすることが大切です。
【食事】
年を重ねるにつれて、肌の新陳代謝がだんだんと低下していくため、体の中からケアをする必要があります。くすみを改善する栄養素としては、ビタミンAやビタミンCなどがあります。
ビタミンAは、豚レバーや鶏レバーに多く入っており、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあります。ビタミンCは、レモンやパセリなどに入っており、メラニンが沈着することを予防します。
さらに、ココアや赤ワインは血液をサラサラにしてくれる効果が期待できます。血液がサラサラになることで、体全体に酸素が行き届くためくすみが予防できます。
【睡眠】
睡眠時間が極端に少なくなると、体を休めることができず、肌のターンオーバーの周期が乱れてしまいます。肌細胞が活発に作られるといわれている22時から2時までの時間は、寝ていることが大切です。