一人の人間で男性でも女性でもある両性具有とは?謎の多い人間の性について
一人の人間で男性性器も女性性器も存在する両性具有とはどういったことなのか知っていますか?一体どうしてそのような状態になるのでしょうか?そのまま両方の性をもったまま生きるのか?それとも、どちらかの性として決めるのか?昔は、両性具有の人は神であるとも言われていましたが、意外と確率的には多いものなのです。
両性具有と言う言葉を知っていますか?
両性具有という言葉を知っている人は少ないのではないでしょうか?
しかしながら、性同一障害などで男性の体をしていても、心が女性であったりするような性の障害や病気が世の中で知られるようになったことによって、他の性に関する不思議も多く知られるようになりました。
また、ヨーロッパでは、両性具有に関する法律がまとまってきたりして、両性具有の存在について認識をもつようになりました。
さらに、漫画などでも、こういった両性具有をテーマにしたコミックなども目にするようになり、知っている人が皆無ではなくなりました。
そこで、両性具有と言葉についてまとめました。
両性具有・・・
両性具有とは、その言葉の通り、両方の性の外性器かあるいは内性器をもったまま生まれてくる人を言います。つまり、男性でいうペニスが存在しながら、女性のクリトリスなどもあるというような人を言います。
もちろん、外性器だけではなく、内性器である睾丸や膣などだけがある、という場合もあり、そういった両性器が一人の人間で存在しているというようなことです。
これは、原因などは様々で、その原因をきちんと特定できませんが、何かしらの染色体の異常などによるものです。
両性具有の人は、どちらの性となるの?
赤ちゃんとして産声を上げたときに、産院で医師が出生届けを出すときに決定することになります。
ですから大抵の場合、両性具有の赤ちゃんは親がどちらかの性を決めることが多いのですが、赤ちゃんの時ではまだ第二次性徴が始まっていないので、その赤ちゃんの人格が男性なのか、女性なのかは決めかねることができません。
ですから、本当は男の子として成長していくはずが、実は女の子のような性格であった、という逆のパターンは決して少なくないのです。
ただし、両性具有という認識があまりないため、未だに成長過程においての性の変更が出来にくいというのが今の現状なのです。
両性具有の人の性について
両性具有の人は、一人で妊娠・出産ができるということは医学上100%ないとは言い切れません。では、本当に両性具有の人が妊娠・出産をすることが出来るのでしょうか?
両性具有と妊娠について
両性具有の人が膣や子宮などがあれば、妊娠することも可能になります。
ただし、もともと両方の性が存在するために、ホルモンバランスなどが通常の女性と異なるため、妊娠できる可能性が低い場合もあります。
しかし、最近の医学の進歩によって、女性ホルモンのバランスを整えて、妊娠できる環境をつくることができますし、実際に、過去に両性具有であった方が妊娠したという事例もあるので、決して不可能ではないのです。
両性具有の方が性を決めるために
二次性徴によって、性が確定する場合もあります。本人が両性具有であると気が付かずに、性が決まっている場合もあります。
また、両性具有の方が、両方の性をそのまま受け止めていくとなれば、そのまま中性的な状態となる方もいます。
ただし、今のところ、両性具有の方が女性になる場合が多いようです。ホルモン治療をしていくプロセスで、女性になっていく方が男性になっていくよりも多いそうです。
男性へと移行する場合、その治療のプロセスで男性へと移行するようですが、体への負担が大きすぎる割には精子が出来にくくなっていたり、発がん性があるなどと言われています。
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