健康的な生活を始めたいなら・・・今から始めるマクロビとは?
マクロビとは健康的な食事法のことです。普段、動物性食品ばかり食べているという人は風邪をひきやすかったり疲れ易かったりしませんか?マクロビは健康な身体づくりをサポートするため、調子が良くなって毎日すっきり気持ちよく過ごすことが出来ます。子どもがマクロビをすると、落ち着いた性格になると言われています。
健康的な生活を送りたいと思っているなら、マクロビを始めてみませんか?
マクロビとは、簡単に言えば健康食のことです。健康食って味気なくて美味しくなさそう、物足りなさそう、ストイックに野菜ばかりを食べてそう・・・と、みなさん、こんなことを思い描いているかもしれません。
マクロビとは、単に野菜を食べるというものではありません。生きていくうえで、無理をせず自然を受け入れてバランスを保つことを意味します。
では、マクロビとは、具体的にはどのようなものなのでしょうか。
HOW TO マクロビ
マクロビはどうやって生まれた?
マクロビという食事法は、明治時代生まれの桜沢如一氏によって考案されたものです。なんと、こんな昔からあったのですね。自身が食事療法によって健康を回復したことから生まれました。
マクロとは“大”、ビオはバイオの“生命”、ティックは“術”という意味で、時の流れや自然、時代などに合った生命のあるべき形を提唱しています。
フィジカルやメンタルにトラブルがあった時には、広い視野で考え、見つめることが大切と説いています。
マクロビってどうやるの?
マクロビは、「身土不二」、「一物全体」、「陰陽調和」という3つのワードを基本に実践します。
身土不二とは、人間の身体と自然環境(土のこと)は密接に結びついているという意味で、健康でいるためには、その土地で獲れたものをその時に食べようという考え方です。
一物全体とは、丸ごと食べるという意味で、例えば普通なら捨ててしまうような皮や根っこも食べようという考え方になります。
陰陽調和とは、バランスです。暑い時期には、身体を冷やす陰性のものを食べ、寒い時には身体を温める陽性の食べ物を食べようという考えです。
説明が長くて少々分かりにくいかもしれませんが、要するに“地産地消”を推奨しています。そこで獲れたものを旬の時期に食べようという意味です。
一物全体とは、例えばニンジンや大根、りんごは皮をむかずに食べようという意味になります。
マクロビは、上記の3つのことを念頭に置いて実践していきます。
マクロビって何を食べればいいの?
マクロビでは、無農薬や自然農法で育てられた野菜や穀物を食べます。
野菜に指定はありません。その土地で採れた旬のものを食べます。穀類とはお米や麦、大豆、そばやとうもろこしのことも指します。
マクロビの食事は、野菜炒めや煮物、味噌汁などを半分、ご飯を半分食べることが基本です。
マクロビの効果とは?
マクロビ生活を続けるとどんな効果があるのか、気になりますよね。
マクロビで多くの人が感じる効果とは、例えば便秘やアレルギーの解消、減量や美肌、頭痛や生理痛が無くなるなどがあります。
他にも身体が丈夫になって風邪を引かなくなったり疲れにくくなったりします。子どもがマクロビを実践すると、多動が落ち着くといった効果も見られます。
ただし、子どもはもちろん、大人でも徹底したマクロビ生活を送っていると、タンパク質やミネラルなど本来必要な栄養が不足してきます。
成長や生理を止めてしまうこともあるため、数か月続けたら元の食事に戻すなど、加減しながら実践することが大切です。