胃が痙攣して激痛!まずは細く長い呼吸と水分補給。症状が治まっても病院で診察を
胃が痙攣した場合、非常に強い痛みを感じます。対処として水分補給を行うこと、細く長い呼吸を繰り返すことが大切です。胃痙攣は胃腸に病気がある場合が多いため、一度でも経験したら病院で検査を受けましょう。もしも原因が特定できない場合は食物アレルギーの疑いもあります。
胃が痙攣するのは病気?!
突然の胃の激痛、それは胃痙攣である可能性が高いようです。
胃痙攣は胃や十二指腸などの炎症や潰瘍が原因で引き起こされる症状の1つです。そのため、胃痙攣があった場合には早い段階で病院へ行きましょう。
痛みの強い胃痙攣
胃痙攣の痛みは大人でもうずくまり、声が出せないほどの痛みです。中には意識を失うほどの痛みを経験する人もいます。
胃痙攣のときの対処
胃痙攣はかなりの激痛です。そのため、胃痙攣になったときには、身動きが取れないほどの苦しみです。
胃痙攣の痛みは鎮痛剤で治まると言われていますが、自宅や外出先でそのようなものがない場合にはただただ、耐えるしかありません。
しかし、胃痙攣が起きたときでも冷静に対処することで痛みが早く治まる可能性はあります。その対処方法は次の2つです。
【1】細く長い呼吸をする
胃痙攣で苦しいときに、慌ててはいけません。落ち着いて、細く長い呼吸を繰り返すことが大切です。
痛みが強いと浅くて早い呼吸になりがちです。また、呼吸の振動でさらに腹痛が増す感覚があるため、息を詰めてしまうこともあります。
しかし、胃痙攣のときに、周囲の筋肉を過剰に緊張させることは痙攣の時間を長引かせることになりかねません。そのため、出来るだけ一定のリズムで、細く、長い呼吸を心がけます。
【2】白湯や常温の水を飲む
胃痙攣の痙攣を止めるのに、白湯や常温の水を飲むことが有効なときがあります。その理由は、痙攣の原因が体内の水分不足である可能性もあるからです。
とくに暴飲暴食のあとに起こる胃痙攣は体内の水分不足が原因であることが多くあります。そのため、食事や飲酒の前には十分な水分補給が大切です。
なかでも飲酒は、液体を飲んでいるために水分不足であるという自覚が乏しくなります。 しかし、アルコールを分解する際に使用される水の量はかなり多く、深酒の翌朝にのどが乾くのはこのためです。
もしも可能なら、より水分吸収率を高くするためにスポーツドリンクか、水に塩と砂糖を少量入れたものであれば、なお効果が高いでしょう。
胃痙攣のあとは必ず病院に
胃痙攣のあと、食べ過ぎや飲み過ぎの自覚のあるときには十分な水分補給を行います。これによって更なる胃痙攣を予防することができるからです。
しかし、単なる食べ過ぎとしてやり過ごすことなく、きちんと病院で検査してもらい、胃腸に器質的な問題がないことを確認するため、必ず病院で診てもらうようにしましょう。
胃痙攣の原因が特定できないときは
胃の痙攣を何度か経験しているのに、検査をしても胃腸になんの問題もないときには、食物アレルギーである可能性があります。
食物アレルギーには食べてすぐ反応がでる即時性アレルギーと、食べてから数日して反応がでる遅延性食物アレルギーの2つの種類があります。
即時性食物アレルギーの場合は大抵の病院で調べてくれますが、遅延性食物アレルギーの場合には保健がきかないために、対応してくれない病院もあります。
原因不明の胃痙攣が続くようなら、一度、遅延性食物アレルギーの検査をおすすめします。自由診療の病院で対応している病院が多く、また、病院と同じ検査キットも市販されています。
通販サイトでも取り扱いがあるので、気になる人は購入して検査をしてみてはいかがでしょうか。
食物アレルギーで胃が痙攣?!
食物アレルギーとしては蕁麻疹や下痢などが有名です。しかし、中には倦怠感、発熱、頭痛、めまいなど、およそ食物アレルギーとは思えな症状として現れることも多くあります。
アレルギーのある食物を大量に食べることで、胃が痙攣することもあります。