夜中に突然ふらふら・・・夢遊病の原因はコレだ!!
夜中に突然ふらふらと歩き出し、家事をしたり、ひどいケースでは殺人まで犯してしまうという夢遊病。実は、これには原因があるんです。そこで、ここでは夢遊病の原因と対処法を紹介します。夢遊病に悩んでいる皆さん、必見ですよ!
夢遊病とは??
眠った状態で起き上がる!
夢遊病はほとんどの場合、眠りに入って3時間以内のノンレム睡眠の間に、眠ったままの状態で体を起こし、家の中を歩き回るというような症状が現れることを言います。
歩き回っている最中に冷蔵庫の中の物を食べたり、外を歩く方も多いようです。そして最後は布団に戻り、普段通り眠りにつきます。夢遊病の人は、自分が夜中に動き回っていることを全く覚えていません。
夢遊病の原因は??
過度のストレス
夢遊病の原因の一つとして、精神的なストレスが挙げられます。特に、大人の場合は、無意識に感じている精神的なものや、心の葛藤が寝ている最中に出てくると夢遊病の症状が出てくる可能性が高いです。
精神的なストレスが溜まっていくと夢遊病の症状が現れことがあるのですが、「ただの夢遊病」だと思って放置しておくと、様々な他の障害が出てくることもあるので注意しましょう。
子どもは脳が発達段階なのかも!
子どもはよく夢遊病になる子が多いようですが、これ、脳が発達段階であることが原因で起こると言われています。多くの場合は、4~8歳の子どもがなりやすいようです。
子どもが夢遊病になっても精神的なストレスが原因の場合はほとんどないので、成長と共に完治していくことが多いです。
しかし夢遊病の症状が出るのであれば思わぬ事故が起こる可能性があるので、家の中に危険なものを置かないようにしたり、階段などに注意しましょう。
他の病気の可能性もある!!
夢遊病は、てんかんなどの病気が原因で引き起こされている可能性もあります。
てんかんは、大脳の神経細胞を流れる電気信号が突発的に過剰に出されることによって、突然意識を失ったり痙攣を起こします。このような病気を持っている人が夢遊病になりやすい傾向があります。
また、てんかん以外の病気でも夢遊病になる可能性があります。
夜更かしや生活リズムの乱れが原因かも!
夢遊病は、夜更かしや徹夜した後、時差が大きい所へ行った時に起こりやすいとも言われています。
このように生活リズムが乱れると、ノンレム睡眠のリズムが乱れがちになるので、夢遊病が起こりやすいのです。
夢遊病を治すには??
薬物療法を行う
子どもが夢遊病になった場合は、前述通り自然に完治することが多いですが、大人が夢遊病になった時は特定の薬を使って薬物療法を行います。
ただ一言で薬物と言っても色々な種類があり、体に対する作用も全く違います。従って、自己判断で薬を服用するのは絶対にやめましょう。
夢遊病の薬を飲む時は、必ず医師に相談してくださいね。
薬物療法は一般的な夢遊病の治療法ですが、一時的に症状を抑えることができても、根本的な部分は治すことができません。薬の服用をやめると再発してしまう恐れがあります。
病院へ行こう
夢遊病に悩んでいるのであれば、薬を処方してもらうためにも病院を受診しましょう。夢遊病は睡眠障害なので、できれば睡眠障害クリニックや睡眠外来を受診するとよいでしょう。
専門的な病院では、終夜睡眠ポリグラフと言われる検査を行い、夢遊病の程度を調べることが可能です。終夜睡眠ポリグラフの検査をすると、他の睡眠障害が見つかることもありますよ。